2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その6)
2018/12/18
ブラチスラヴァは日本人には非常に馴染みが薄い場所ですが、ウィーンから列車で1時間半もあれば着いてしまう隣国スロバキアの街です。夏場はドナウ川の舟下りでアクセスすることも可能ですが、冬季は土日のみの運航で平日はバスか列車しかありません。
ということで列車にしました。
ウィーンhbfからはブラチスラヴァ行きREX(快速列車)が毎時一本ぐらい出ており、かなり利便性がいいです。それに加えて、当日券売機で”ブラチスラヴァチケット”なるものを買いましたが、往復の乗車券+ブラチスラヴァ市内のトラム、バスが一日乗り放題の当日限り有効の企画きっぷが16EURで購入できるので、一番リーズナブルに日帰り旅行ができるかと思います。
車内はガラガラ。これで客車6両も繋いでるので、なんだか16EURの格安きっぷで乗るのが忍びない感じですが、気にしたら負けだと思います。
ちなみにこの写真の客車はスロバキアの車両。その他の車両はオーストリアの車両ですが、スロバキア車両のほうが天井が高くて高級感があります。好きな方に乗ればいいと思いますが、個人的にはスロバキア車両の方がいいかな。
ブラチの駅です。面倒なのでブラチで略します。駅前でガンガンタバコ吹かしているおっさんグループに混ざってガンガンタバコ吹かせばいいと思います。なおジプシーみたいなお兄さんにタバコ一本くれって言われましたけど、残念ながら最後の一本火をつけたのでごめんねーフィニッシュ!って言ったら舌打ちされました。貰う立場で随分偉そうな。
駅前にバスターミナルがあるので、93番系統のバスでZochovaまで行くとブラチの旧市街方面です。結構な頻度で出ているので待っていればそのうち93番が来ます。スコダの新しいバスで旧共産圏なのを実感します。
旧市街の中に入るとトラムも走っています。真っ赤なタトラカーやチェコと同じ色づかいのタトラカーが来ますが、Kapucínskaの電停からブラチ城を絡めて撮るのが一番いい感じです。
電停の近くから階段を降りるとミハエル門。武器弾薬の保管庫としても活用したらしく、ブラチの旧市街にいくつかあった門で最後に一つだけ現存したそう。その他は破壊されてしまったとな。
ブラチに限らず、ヨーロッパの旧市街は近代の戦争以前に覇権争いが頻発していて、その都度破壊されたり撤去されたりと忙しない歴史があるので、現存しているものでも近代に改修復元されていたり、そのもの自体が無かったりするので難しいですね。これは14世紀から一応この形で現存しているそうです。
ところでこの街、基本的に歩行者天国で非常に歩きやすいのでおすすめします。坂が多いのでちょっとしんどいですが、車がいないと好き勝手歩けるので、アテネの商店街然りホコ天はありがたいですね。
ミハエル門からまっすぐ歩くとご多分に漏れずクリスマスマーケットがありました。
観光客向けよりかは地元民向けの品揃え中心です。グリューワインもありますので、適当に飲み食いする分には人も少なくいいかもしれません。
ところでこの広場はフラヴネー広場という名前なのですが、在スロバキア日本大使館が超一等地にあります。そしてクリスマスマーケットの会場。ということで、大使館では国旗が掲揚されていますが、クリスマスマーケットと日本の日の丸、中々ありそうで無い組み合わせで面白いです。
なお大使館には日本語で「用がないなら来るな(意訳)」と書いてありますので、当然ながら観光途中にお茶しに入るのはやめたほうがいいと思います。緊急時はここにある、という感じで覚えておけばいいかもですね。当然でありますが。
ところでチェココルナとハンガリーフォリントが地味に余ってしまっていたので、どこかでユーロに両替したいなあと思っていたのですが、広場からもほど近いところに両替屋があったのでここで両替しました。コインもOKでかなり両レート、手数料もほぼゼロに近いのでおすすめです。逆にウィーンから東欧に行く人もユーロをここでチェンジしておけば安心かもしれません。
いかんせんクリスマスマーケットや地元の商店なんかではカードNGのところも多いですし、ひたすらカードだけ、というのはあまりオススメはしません。やっぱりキャッシュは気持ちなんぼか持ってたほうがいいと実感します。
■ラーメン和
昼飯時になったので、適当にスマホで調べたら美味しいラーメン屋があるらしいので、いい加減芋とパンに飽きてきた頃、ぶらっと入ってみました。
スロバキアという知名度イマイチな国なのに、店に入ったら「いらっしゃいませー」と威勢のいい声。ああ日本だ。
色々メニューがありましたが、無難にSpecial醤油ラーメンを頼んでみました。14EURぐらい。お値段ちょっと高めですが、海外でこの値段は割と良心的だと思います。
出てきたラーメン、実は大して期待していなかったのですが、普通に日本で食べるうまいラーメンでびっくりした。東京あたりで普通に一杯1,000円ぐらいするラーメンそのもの。ついでにライスを頼んだらジャポニカ米。幸せ。
最近ヨーロッパでも日本食ブームですが、寿司とかそういうのがメインですし、ラーメンも微妙なものが多いそうですが、このラーメンはもしかするとヨーロッパで一番うまい「普通のラーメン」かもしれません。いやはや、この値段でこのクオリティ、相当ご苦労なさっているかと思いますが、ぜひこの味を絶やさずに頑張っていただきたいです。
ブラチスラヴァ城。外から見ると殺風景ですね…
きっと晴れた日には可愛らしいお城として見えるかもしれません。坂道登るのが面倒で寒かったので、今回は外見だけ。
ドナウ川沿いにトラムが走っています。遊歩道もあって、近くから観光クルーズの船も出ていますが、寒いので今度の機会にします。雪はないけどチクチクする寒さで同行者が震え死にそうになっていたので、駅に戻ってウィーンに帰ります。
駅に戻ると客車が泊まっていました。ボロそうな機関車…
我々が乗るのは行きと同じウィーンhbf行きのREX。どことなく函館駅っぽい感じ。
ウィーンの華やかさに比べるとかなり地味というか暗さを感じます。やっぱり経済がそれほど動いていないのかしら。
我々はウィーンカードなる観光用のフリーパスも所持していたので、ウィーン市内の小駅で途中下車をしてぶらぶらすることにしましたが、ウィーンに戻るといい天気に回復していたので撮り鉄することに。
Praterkai bfが中々良さげなロケーションでしたので、ここで撮影することにしました。
良さげなロケーションというか、新札幌駅のロケーションそのまま。本当に新札幌の札幌方。なので、新札です。
日没近くで光線がかなり辛い位置ですが、貨物列車がどんどこ来てくれるので飽きません。凸のシングルアームパンタの材木列車とか熱くないですか?凸は弘南鉄道でしか実際に見たことがないのでもうそれはテンションアップです。
が、ここで日没営業終了なので撤収します。だいたい1時間ぐらい撮影しましたが、10分に一本ぐらいは平均して何かが来るので暇つぶしにはいいと思います。
ところで。
ウィーンにいるのにウィーンの観光地は?とお思いでしょうが、ウィーンはあくまでもコンサートを聞きに来たので、観光地を一切見ていません。飲み屋とコンサートとクリスマスマーケットぐらいしか見ていません。
せめてもと思って、ホテルに戻った後に国立歌劇場の写真だけは撮っておきました。
日本人の女子大生っぽい集団がキャッキャウフフしていましたが、仏頂面でトラムに乗るわ明後日の方向向いて写真撮るわでだいぶよくわからない人に見えたと思います。
基本的に海外で日本語が聞こえるとがっかりする人種なので仕方がないですね。
~その7に続く~
2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その5)
2018/12/17
ブダペストBUD→ウィーンVIE
ブダペストケレティからウィーンまでレイルジェットでぶっ飛ぶ日です。
ダイヤ改正のダイヤが決まった時点で予約を受けてくれたので、早割的なチケットを確保できて二人で38EURは激安。かっ飛ばして3時間の路線でこの価格は大変オトクなので、やっぱりしっかり予約しておくべきですね。特にこのRJ62はめっちゃ混んでいたので尚更。
レイルジェットの車掌。クソ無愛想で髪は赤く染め襟元をガッツリ明けている車掌。おばちゃん。左右のおっちゃん&お兄さんの「マジか…」という目線が全てを物語っている。昔の国鉄でもこんな車掌いなかったと思う。実際自分もマジか…って固まった。
小腹が空いたのでポテチを買いに食堂車へ。並んでいる最中に二回も非常ブレーキを220km/hから掛けたお陰で、食堂車の食器は割れるわビール瓶はどっか転がっていくわ、挙げ句このサービス係のおっちゃん指切るわで散々。特に理由を説明する放送もないし、サービス係のおっちゃんが独り言でf*ckって叫んでた。痛そう。
食事していた人の食器も足元で割れて大変。それ見越した食器にしてないのアレ。
■ウィーン中央駅
とんでもなく都会です。駅ナカビジネスはJR東日本もびっくりな本格的ビジネス駅。でっかいスーパーが二軒もテナントで入っていたり、ファッションからお食事まで綺麗にまとまっていて非常に使い勝手がいい駅です。
どうみてもショッピングモールですが、これが中央駅の地下。再開発の気合が半端なく入っています。
そしてちょっと聞いてほしいのですが
この革靴が駅ナカの靴屋のクリスマスセールでなんと中敷付き11.35EUR(日本円で約1,500円弱)!
驚異的クリアランス出血大サービスバーゲンで足のサイズが日本人離れしている自分はめちゃくちゃいい買い物をしました!やったね!
日本だと足のサイズが28センチ以上はネット通販かアマゾンUKからお取り寄せしか方法がないので、今後はセールの靴屋で買い物するようにします。現地調達ってやつですね。
■Star Inn Hotel Premium Wien Hauptbahnhof, by Quality
今回のホテルは中央駅からすぐのスターインにしました。ウィーンの旧市街サークル内はべらぼうに超高価格で一泊10万なんてザラなので泊まれません。ホテルの玄関にベルボーイいたりとか格式がぜんぜん違う。
いわゆるビジネスホテルですが、ドイツを中心にスターイングループが幅を利かせていて、部屋も割と広いので活用させてもらってます。
中央駅の眼の前ですし、トラムD系統の始発もすぐなので交通の便はかなりいいです。
■Musikverein Wien 楽友協会
今回の旅行のハイライト、楽友協会で観光客向けではない(ココ重要)クラシックのコンサートを聞くことにしました。事前に日本でいうイープラス的なチケットオペレーターからチケットを買ってありましたので、eチケットを入場用のチケットに引き換えていざ入場。この日のためにちゃんとドレスコードも日本から持ってきました。
バルコン席なので斜め後方からの席ですが、こういうクラッシックコンサートは演奏者よりも音抜けの良さ、音響の良さを重視しますので、敢えてバルコン席。
日本でもおなじみニューイヤー・コンサートの会場でもある楽友協会。作曲家、演奏家は一度は憧れる楽友協会のほぼ特等席に近いところです。お一人様1万円ぐらい。
今回はWiener Concert-Vereinという楽団のコンサートが丁度滞在日にあったので、それにしました。日本ではあまり馴染みのない楽団ですが、要は世界の王道ウィーンフィルの小集団楽団。ということは演奏もかなりレベルが高いと予想しましたし、実際日本のオケよりレベルが高くてすごく安心して聞ける楽団でした。
バイオリンソリストはルノー・カピュソン氏。この方は今旬のバイオリンソリストでCDもたくさん出している人で聞いたことがある人もいるかもしれません。
お題目は、
- モーツァルト:交響曲第35番”ハーフナー”
- メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲第64番
- ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第11番
- シューベルト:交響曲第3番
- モーツァルト:フィガロの結婚序曲(アンコール)
でした。
これだけ書いたところでクラシックをあまり馴染みのない方は???だと思いますし、実際同行者も寝ていました。が、知ってる人ならじっくり心ゆくまで聞きたい名曲ばかり。特にメンデルスゾーンの64番は知ってる人が多いかもしれません。というか日本人なら一回どこかで聞いたことがあるはず。
荒川静香さんが世界女王になったときの曲で有名になりましたね。せっかくなのでルノー・カピュソンの演奏でURLを貼り付けておきます。というかマジで上手い。YouTubeでいくつも上がっていますが、力強くダイナミックに演奏するのは彼らしいですし、事実実際に聞くと音の伸びが半端ないです。ぜひガリットチュウの福島さんにものまねしていただきたい。顔がそっくりじゃないですか?
最新版のCDが出たので、個人的にオススメしておきます。
アンコールのフィガロの結婚序曲は絶対どこかで聞いたことのある曲。クラシック知らなくても聞いたことがあると断言できる曲。しかもこの会場でウィーンフィルのメンバーがやるもんだから震えて死にそうになった。本当に名曲だし名演だし、絶対ウィーンフィルのメンバーないしウィーンフィルを楽友協会で聞くと震え死ぬレベル。
華やかで軽やかなメロディーで締めくくるのセコい。もっと聞きたかった。
ちなみにニューイヤー・コンサートのチケットは基本的に非売品でウィーンフィル会員じゃないと手に入らないそうですが、どこからか流れるチケットをチケットオペレーターが売っているのでお値段拝見したところ一番安くて120万ぐらい。とんでもない。
そんな感じで耳が幸せな日でした。間違ってもモーツァルトのかつらを被った観光客向けのコンサートにはいかないでよかった。きちんとした音楽倫理のある楽団で音楽性を大いに楽しむのが正解。
~その6に続く~
2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その4)
2018/12/16
ブダペストBUD
IC573メトロポール号でブダペスト東駅、ケレティに到着しました。
ブダペスト発の国際列車はほとんどケレティから出ますが、地下鉄があるので市内の全方位からアクセスはしやすいと思います。
なによりMAVの独特な機関車列車に朝から興奮してしまったので、とりあえず写真を。
これはMAVの機関車だそうです。EF60的な何か。
乗ってきたIC573が寝台車だけ切り離して操車場にディーゼル機関車で引き上げます。
日本のディーゼル機関車より図体がかなりでかい。DE10的な入換機関車らしいです。
チェコ国鉄とハンガリー国鉄以外の客車も途中の駅でくっつけてここまで来ているので、国籍がぐちゃぐちゃな列車組成で面白かったです。
■Boutique Hotel Victoria Budapest
今回泊まったホテルが多分今回の旅行で一番いいホテル。
10時ぐらいにチェックインさせて~って行ったら、上品なマダムがOKよ!とチェックインさせてくれて部屋まで通してくれました。感謝。
ここのホテルは前評判で部屋からの眺めが素敵とのことで、部屋の広さを無視して景観重視で予約しましたが、これ部屋も広くて眺めも素敵でベッドも朝食も値段も全てにおいて完璧すぎてビビった次第。ここまでいいホテルは滅多にないというか、前職でもホテル手配をガンガンやっていた人間としてはびっくりするぐらい完璧で焦った。
ハコが小さいので団体向きでは無さそうだけど、個人旅行ならかなりオススメしておく蟹さんオススメのホテルシリーズにノミネートしました。
東欧ハンガリーだからこの値段だけど、このクオリティで一人8,000円は激安すぎるぞ。繰り返すがオススメする。
■Clark Ádám tér
街歩きするにあたって、ブダペストの路面電車も中々かわいいよね、撮影しようという事でなんとなく降り立った電停で撮り鉄。一応ハンガリーの首都のど真ん中なんだけど、どこかのんびりしている雰囲気で非常に気に入った次第。誰かが雪だるまをベンチに作っていたのがアクセントになってよかった◎
おばあちゃんと孫がそりでお買い物に出かけている光景、のんびりしていていいですね。ここの街は子供はそりに乗って遊ぶのが主流らしい。
■ブダペストの鎖橋
Wikipediaによると、1842年に掛かった橋で、西岸のブダ地区(この写真の位置)と、東岸のペシュト地区を結んだ最初の橋らしい。観光の目玉になっているので、この観光とは何かを下の方に写真を載せておきます。
■ハンガリー料理
日本ではまず馴染みのないハンガリー料理ですが、グヤーシュライスです。これライスがジャスミンライスで芯が残っているのであまり美味しくない…
日本人はやっぱりジャポニカ米です。頑張って2/3食べたけど、最終的に肉をかじってたら顎が疲れてギブアップ。
というか、ハンガリー料理はパプリカを多用するので、そもそもとしてパプリカがあんまり好きじゃない自分には拷問のようなメニュー構成。
■ドハーニ街シナゴーグ
シナゴーグとは何かをまず説明すると、簡単にはユダヤ教寺院です。
ヨーロッパといえばモンサンミッシェルに代表されるキリスト教修道院や、キリスト教の教会が非常に、飽きるだけ多いですが、ユダヤ教もあるのでひっそりと街の中にある印象です。
が、ここは観光地になっています。入場料4,000fr高い。ついでに男性は頭に被るものを渡されますので、ヘアピンで止めないといけません。ハゲはどうするのかな?
中は光の反射でピンク色できれい。キリスト教の教会とはまた違う美しさがあります。
説明によると、旧ナチス時代に迫害を受けてユダヤ教の教徒が虐殺されたという悲しい歴史もあるそうですが、とかく日本に住んでいるとユダヤ教とは、とさっぱりわからないので、どのような教えなのかもわかりません。
ユダヤ教は偶像崇拝が禁止されているそうで、幾何学模様のシンボルなんだそう。
宗教って全然わからない…
■ヴェレシュマルティ広場のクリスマスマーケット
ブダペストのクリスマスマーケットは他の地域とはちょっと違いまして、本当にクリスマスの装飾だったり、皮革職人がハンドメイドの革製品を売ったり、ハンガリーの伝統工芸である陶磁器を売ったりなど、恐らく女子的にはインスタばえしそうな可愛らしいマーケットが広がります。男子ですが「インスタばえ!」って写真撮ってましたあはは。
当然グリューワインもありますし、伝統料理を振る舞う屋台もあるので、ドイツ文化のマーケットに飽きたらブダペストのマーケットをオススメします。ミュンヘンから夜行列車で一本。ウィーンからもレイルジェットで一本。
ハンガリー人って他のヨーロッパと違ってモンゴロイドの血が残っているんですってね。どことなくそこら辺の食堂を切り盛りしている若奥さんって感じの顔つき。
基本的にすごく親切な人たちが多いので、スリ置き引きに気をつけて楽しめばいいと思います。ハンガリー料理チャレンジも出来ますし。
めちゃくちゃ怖そうなお兄さんですが、グヤーシュを真面目に作って提供しています。渋い顔しているイケメンだなあ、こういう顔で産まれたかった(n回目)
■世界遺産のM1
ブダペスト地下鉄の1号線は世界遺産に登録されている世界位で唯一の路線。1896年に世界で初めて電気式の地下鉄として開業したそう。ちなみに日本ではじめての地下鉄は昭和2年12月30日開業で1927年の年末に開業しているので30年も早く開業していることになります。
ここの地下鉄はそれこそ遊園地のアトラクションみたいな小さな黄色い電車がゴロゴロ動くのも面白いですが、綺麗な装飾レンガで明るいホームなのが印象的。
こんな感じでどこかのアトラクションか映画のセットみたいな駅が現役路線で動いています。なお地下一階なのでめちゃくちゃ浅いところを走っています。そして天井が極端に低い。向こうのカップルを見ていただくと低さがわかるかもしれません。
■漁夫の砦
ホテルに一旦戻って一服した後は、ブダ地区の眺めのいいところに行きます。
鎖橋の近くからボローいケーブルカーで河岸段丘の丘の上まで登ります。往復で1,800frで結構お高め。所要時間3分ぐらい、人が揃い次第発車。
体力のある人は例によって坂道を登ることもできるようですが、この日は疲れよりも路面が凍結していて転びそうだったので素直に課金。
上から見るとこんなに景色がいいですが、車内から一切何も見えないのがポイント。
漁夫の砦です。実は1902年に完成した割と新しい砦で、都市美観の一環で作った当初から観光施設らしいです。それでも世界遺産に登録。ライトアップされてきれいですね。
このお城はマーチャーシュ聖堂でこれは由緒正しい古い教会。中には入れませんでした…残念。そしてこの写真を撮っているところが三位一体広場。なんか面白い名前。
ご覧くださいこの絶景。ハンガリーの国会議事堂です。ものすごく綺麗にライトアップされて、下にはドナウ川の美しい水面が広がります。どうでしょう、ここヨーロッパの中でもかなり上位に入る絶景だと思います。議事堂前では大絶賛デモやっているんですけどね。大使館から危ないので近づくなってメール飛んできてました。こういうのは絶景でも遠目に見て近づかないのが鉄則。みんなも外務省のたびレジに登録しよう。
■ブダ城
起源は13世紀まで遡るらしいブダ城(Wikipediaより)ですが、戦争他で破壊されて再建されたお城だそうです。基本的に各地の観光情報はWikipediaが詳しいのであっているかどうかは別としてWikipediaを現地で開いて勉強するスタイルなのでご了承ください。
ここの街は綺麗にライトアップされて荘厳さを醸し出しているので、ぜひ日没後に丘に登ることをおすすめします。
■ルダシュ温泉
Google曰く「健康ランド」らしいですが、冷え切った身体を温めるために温泉に向かいました。中は撮影禁止なのでGoogleマップの写真を参照してください。
当然ですが水着着用で男女混浴の硫黄の香りがする温泉です。テルマエ・ロマエの映画そのものの古代ローマの公衆浴場的な空間は日本の温泉のそれとは違いますが、いかんせんいいお風呂で超ぬるゆから38℃ぐらいの適温少し低めまで沢山の温度で楽しめます。
カウンターでお金を払って(カードOK)、ICタグの付いたロッカーキーを渡されるのでロッカーのスタッフに渡すとICタグにロッカーを紐づけしてくれます。
そのロッカーですが、公衆電話ボックスみたいなクソ狭い個室ですが、一応貴重品とかを置いておく分には問題無さそうです。ただ、土足でそのまま行くので砂とか石とか足の裏についてしまう…
あくまでネット上の口コミですが、”アレ”なおじさんとかいるらしいので男女問わず無防備にしているとお持ち帰りされちゃいます。特に男性専用の日はすっぽんぽんOKらしいので、お持ち帰り率が高いとか?怖い。
基本的にここの温泉はぬる湯なので、ひたすらグダグダお風呂に使っていてOKです。
ただし、お風呂上がりに小上がりでゆっくり…みたいな日本的なくつろぎ方は出来ないのでそこだけ注意です。
~その5に続く~
2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その3)
2018/12/15
一日プラハを散歩するのでスーツケースをどうしようかと思ったら、フロントのお姉さんが「このスーツケースはロッカーに置いておいたらいいわ、これ鍵で中庭にロッカールームがあるよ」と言ってくれたので、特にロッカー代もかからずリュックひとつで街歩きができる。有能。
こういう細かいサービスがあると「お、やるじゃん!」って思いますね。
朝早くと言いつつ9時ぐらいから行動開始でしたが、カレル橋周辺は全然店も開いておらず、人もおらずで閑散とした感じ。土曜日の朝ですが、冬だからようやく明るくなってきた頃なのでまだ誰も動かないんですね。
■マロストランスケーの電停近く
プラハの街は古い街並みが続くので、トラムは民家の下をトンネルでくぐり抜けます。そしてそのトンネルのところだけ単線になる強引な通し方。
他の都市では中々見ないトラムの構造で画になりますね。雪降ってきてめちゃくちゃ寒かったのでそんなに撮影はしませんでしたが。
本来であればゆっくり街並みを散策して色々写真に収めたかったのですが、いかんせん雪降って寒いのでさっさとプラハ城に行きます。
プラハ城に行くには①下からお城に登る方法②トラムでお城の上から行く方法の二種類があるそうですが、わざわざ急勾配を登りたくもないのでトラムでお城の上まで行ってしまいます。
■Malostranská駅
タトラカーでぐいぐいお城の上まで登ってしまいます。が、このトラムの電停が厄介で、きっぷを買おうにも電停の券売機はお札は駄目で、本当はカレル橋の近くから乗りたかったのにわざわざ地下鉄駅まで行ってきっぷを買う羽目に。
仮にきっぷを持たないまま乗ると無賃で捕まるのでオススメはしません。
プラハ城は一応国の管理のようで、手荷物検査を抜けて、衛兵の横を通った後にお城のチケット売り場まで行くことになります。このチケット売り場が大行列で、3つの窓口でモタモタチケットを発券するので、入口前は大行列で全然進まず。これだと事前に手配して入館したほうが良さそうです。手数料次第ですが。
もしかすると定期観光バス的なやつだと入館券込かもしれません。オープンデッキで寒そうですが。
このプラハ城、お城と行っても一つのお城だけが鎮座しているわけではなく、教会群という捉え方のほうがいいかもしれません。中でも聖ヴィート大聖堂の素晴らしさは他のヨーロッパの教会の中でも群を抜いています。
かつてのボヘミアの王がこの教会で眠っており、さらにムハのステンドグラスでキリストを中心とした物語を再現しているのは見ごたえがあります。
荘厳な教会の中はこのような美しいステンドグラスが沢山あります。
ゴシック建築の魅力をこの教会で存分に味わうことができるのではないでしょうか。
そしてここがハイライトで一番最初に入るところなので、正直ここで圧倒されて他を見る気がなくなります。それぐらいすごい。
当然ながら我々も教会の美しさに圧倒されまくって腹が減ったので、お城の中でやっているクリスマスマーケットで昼飯を食べます。特にこれが美味しいとか素晴らしいとか無いので、適当にお好きなものを食べるのがいいかもしれません。あとは看板娘に一目惚れするかどうか、これ重要です。
いかんせんここのクリスマスマーケットは観光客向けにだいぶぼったくっている印象なので、軽めに腹ごしらえする程度が一番いいと思います。
寒くてあまり外には居たくなかったので、さっさとタトラカーで街中に戻ります。
■旧市街広場(天文時計広場)
ところ変わって旧市街の天文時計の広場にやってきました。
ここがプラハで一番大きいクリスマスマーケットをやっているということですが、とにかく人人人。人だらけで全然前に進まず。細い路地に入ったら全く動かず後戻りも出来ずで大変な混み方でした。
どうしても狭い路地に行かないといけない状況だったのですが、その理由は
とてもくだらない博物館を見るためです。いわゆる珍宝館的なやつ。
中で写メを撮ったのですが、モザイクを掛けたら見るものが無くなってしまうので写真はやめておきます。まあ下らないですが暇つぶしにはいいかもしれません。入って初っ端にかなまら祭りの”アレ”がどーんとチン座しているのには笑った。KANAMARA-MATSURI is p*nis festival!
■ハヴェルスカー市場
その後はハヴェルスカー市場まで歩いて移動し、適当にマーケットを見ますが、この街のマーケットは完全に観光客向けに特化していて全て高いので見るだけがいいかもしれません。
あまりに寒くてカメラを出す気力もなくなり写メだけ。
寒いので適当に入ったカフェ(Café Alfredo)で茶をしばくことにしました。
割と居心地のいいカフェで当たり。お姉さんもかわいいので大当たり。
いかにもインスタばえしそうなマキアートでゆっくりして時間を潰します。寒いので後はどこにも行かなくてもいいやという結論に至ったためです。
寒いとどこにも行きたくなくなるのでダメですね。
その後はホテルに荷物を取りに行き、面倒なのでUBERでプラハ本駅まで。UBERの運転手がどちゃくそイケメンでああいういい男に産まれたかったなあなどと。
駅のコインロッカーに無理やり二人分のスーツケース他を押し込んで、同行者が見つけてくれた肉屋で晩御飯にしました。ここのコインロッカーによくわからないおばさんが常駐?しているのでガン無視をオススメします。ついてきて気持ち悪い…
■肉屋のレストラン
ここのお店は半セルフサービスで、入口奥にあるレジで伝票を貰い、肉屋のショーケースで好きな肉を焼き方、ソース含めオーダーすると牛の骨に番号を書いたものを持たされるので、適当な席で待っていると焼き次第持ってきてくれます。色々な肉の種類があるので、よくわからないまま美味しそうな肉を適当に頼みましたが、こういうところだけは目利きが聞いて美味しい肉で大当たり。ビールは初回だけセルフサービスで伝票持参で注文すれば、あとは適当に席におかわりを聞きに来てくれるのでOKです。
大変美味しい肉厚なステーキで大満足◎
ちょっとお高いですが、タルタル肉なんかもあったりするので、胃腸に自身のある方はチャレンジしてみては?
ちなみに席は殆ど埋まっていて混んでいますが、回転が早い店のようで、適当に待っていたら空きが出たのでサッと片付ける前に席を確保することをおすすめします。
立食のところもあるのですが、立食だとちょっと辛いですしね。
今夜のお宿は寝台列車です。IC573というインターシティー扱いのユーロナイトですが、メトロポール号と名前もついています。
この駅、入線の20分前ぐらいにならないとホームが決定しない上、始発駅なのに当たり前の顔をして遅延して入線したのでよくわかりません。
仕方がないので適当にバーキンとかで暇を潰しましたが、始発駅なら発車時間前に入線してって感じです。
この列車の件ではチェコ国鉄と何回もメールでやり取りしましたが、12/9にダイヤ改正があって、いつまで経っても予約が出来なくておかしいと思ったら「システムの作業でミスったから2週間待ってね」→「そんなの駅で買えばいいじゃん」→「11/15に予約開始するかも?多分」→「やっぱり11/20だったわ」とすったもんだ。えらい適当というか、日本のシステムが優秀というか…
デラックス寝台券が一人4,500円弱、乗車券が17,000円程とそこまで安くはありません。乗車券600kmぐらいなのでまあ納得といえば納得ですが。包括料金の安いきっぷが無いのが残念です。
他の行き先ではレギオエクスプレス運営の格安寝台車もあるので、サービス一切なしでもいいならばそちらで他の都市に抜ける方がいいかもしれません。
出札のおじさんは「アリガトー」って親日な感じでよかった。
1等シャワー付きデラックス、2等個室、3等相当クシェット、他1等2等座席車の組成で、今回はシャワー付き個室にしてみましたが、正直シャワー付きでなくてもいいかな、という感想です。
2等も同じ車についているのですが、共有のシャワーとトイレがあるので、そちらのほうが広く快適に使えます。この個室に無理矢理押し込んだシャワールーム、とにかくか細いお湯がチョロチョロで、狭くて腹が支える(痩せろ)のであまり快適とは言えませんでした。歯ブラシスリッパその他ついたデラックス用のアメニティが適当にジップロックに入ったのは配られますが。
【サービス内容】個室シャワー・トイレ、適当なアメニティ、朝飯サービス
あと、この汽車は暖房がガンガンで灼熱地獄になっているので、窓を明けて外の冷気を取り込んでちょうどよくなります。そして当然ながら160km/hぐらいでかっ飛ばすので、上段に寝ると激しいGでゴロンゴロンして怖いです。
荷物は上段に収納が沢山できるので置き場所に困るということはあまりありませんでした。
プラハからブダペストまで10時間ぐらいの長旅ですが、寝台列車移動で寝ていれば着くのは非常にありがたいので、欧州寝台ネットワークは活用しまくりたいところ。今度は暑くも寒くもない時にレギオエクスプレスの寝台乗ってみよう。
~その4に続きます~
2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その2)
2018/12/14
ドーハDOH→PRGプラハ
前回はカタール航空についてまとめましたが、ここからようやく旅行らしい記事になります。
今回の往路はこのような旅程でFIXしました。これぐらいはまだ体力が持ちます。
ビジネスクラスの方が当然良いですが、HNDDOHがガラガラでエコノミー寝台に出来たのも大きいです。寝にくいですが隣にいないだけマシ。
青森を出発して32時間半でようやくプラハです。ドーハからのフライトは座席が狭い787で、隣近所にチェコ人団体がいたのですが、離陸前からジントニック注文して乾杯し始め、なぜかその中に混ざってしまってひたすら飲まされました。朝の9時から飲酒、嫌いじゃないけど辛い。
プラハ空港はなぜか到着後、出発ロビーに放り出されるシステム(羽田の到着みたいな感じです)なので、イミグレまでちゃんぽん状態で歩かなければいけません。そしてイミグレで並んだら数人前のおっさんが言い争った挙げ句ポリスに連行されていってゲートクローズ…あーあ強制送還かぁ…
前に並んでいたUKのお兄ちゃんがマジギレする阿鼻叫喚な人間模様を眺めながら、イミグレでニコニコ「ハロー」と言ってもガン無視、何も聞かれることも無ければ何も言葉を審査官から掛けられることも無く、パスポートを投げられて入国。
ああ旧共産圏だぁ!って面白くて仕方がない入国でした。
ところでプラハ国際空港は交通機関が異常に乏しい空港なのをブッキングしてから気づきました。なぜか日本語サイトのある空港公式サイトいわく、バスと地下鉄で市内まで移動できるとのことでしたが、大きい荷物を持っている人の足元を見る感じで地下鉄とトラムは16krの手荷物料金が課せられるそうなので、面倒になってUBERでホテルまで行くことにしました。
UBERで空港から旧市街中心部まで約400kr(日本円換算約2,000円)で白タクホテルの前までなので安い安い。こういう時日本円が強い地域だとありがたみを感じます。
空港の前はアジアみたいにゴチャゴチャしているので、運転手にだいぶ探されましたが、無事スコダのオクタビアを見つけてホテルまで約30分。道路沿いでやたら立ち小便する人がいて、運転手が「ほれみろ!カーッッッ!!!ハハハハハハ!」って紹介してくれて反応に困りました。親切だったので20krチップであげましたけどね。
今回泊まったのは
実は出発の一ヶ月前に同行者が一人キャンセルになったので、当初アパートメント予定でしたが、急遽手配したのがこのホテル。
旧市街の古いホテルで三人は結構高く付くのでトリプルルームでは手配が難しいのですが、二人になったので一人8,000円ぐらいで手配できました。
このホテル、築100年は下らない古いホテルなのですが、中身はかなり広くて快適なのでおすすめです。ただしリフトが何故か階段の踊り場に着くので、どのみち階段でスーツケースを降ろさなければいけないのですが。
とりあえずフロントのお姉さまも優しいですし、マップをくれたりサービスは問題なく、別にバスタブいらないので広い部屋で満足しています。詳しいホテルの内容はブッキングドットコムに口コミを書いておいたので参照してください。
我々の旅のスタイルは宗教上の理由(JALかANAか)がありますので、同行者が到着するまでホテルの周辺を散歩することにしました。
あ!おっさんが落ちそう!
ではなく、プラハの街中にはこんな面白いアートが点在しています。なんでも地元のダヴィッド・チェルニーという芸術家が作ったアート作品らしく、ちょっとした注目のポイントだそうです。
このアートがあることは事前にネットで調べて知っていましたが、ホテルから徒歩1分で見つけてしまって探す手間が省けました。
市内はクリスマス前で装飾が多いです。ちょっとした広場でグリューワインの屋台があったりしますが、まだ飲む気にはなれないというか、飛行機の中でチェコ人グループに散々飲まされたので酔い冷ましの散歩も兼ねていますので飲みません。
海外に行くとGoogleマップが非常に有能で、狭い路地まできちんと網羅しているのは当然ですが、電車やバスの時刻表もリアルタイムで出してくれるので、正直某地球の彷徨い方を持ち歩かなくてもスマホ片手で観光から交通まで全て完結出来ます。しかもSIM代だけで完結。有能。
ホテルからゆっくり歩いて15分ほどでモルダウの岸辺につきました。スメタナさんの銅像が鎮座しています。
スメタナといえば中学生の時に「モルダウ」という合唱曲を歌わされた人も多いのではないでしょうか、その犯人です。普通にいい曲なので歌わないでオケでじっくり聞くことをおすすめします。特になんかいいですね。なんでもチェコ人心の曲らしいです。
どういう曲だっけ?という方にはこちら
カラヤン指揮のが現状一番綺麗にまとまっていて聞きやすいと思います。
優雅に流れるモルダウを見て、この曲を頭の中で巡らせると脳内でNHKの名曲シリーズの映像になります。よくやりますけども、それなりに曲を知らないと出来ません。
カレル橋にやってきました。プラハといえばモルダウに架かるカレル橋が一番有名なのではないでしょうか。どうも恋人同士で来るようなところで写真を取りましたが、一人ですし同行者も男なので無縁です。
カレル橋は当然プラハの一大観光地で観光客が多めですが、地元プラハっ子憩いの場でもあるようで、欄干でひたすらおしゃべりに興じる高校生なんかもいました。
カレル橋には絵描きが沢山いるという話をネットで事前に調べておりましたが、物悲しい表情の美人をモデルにしてどれどれどんな画を書いているんだろうと思ったらなんだこれは…
ぴ○の表紙並にデフォルメした、全く表情関係なしの画を描いていて大爆笑。まあぴ○の表紙的なやつにはすごくいいと思いますし、上手いですけれども、表情どこいった…
カレル橋の下でクリスマスマーケットが開かれていました。ちょうど歩いて小腹も空いたので、なにか食べ物がないか彷徨ってみることにしました。
チェコと言えばチェコビール、そしてプラハハムということで190krも出して買ってみました。炭火で豚の丸焼きになっている状態のものを割いて出してくれるので、燻製焼きみたいに炭の香りも乗っかって美味しいです。特に脂のところは美味い!
寒い中歩いたので、ビールも空きっ腹に染み渡ります。
食べ終わると日没過ぎていました。綺麗にライトアップされていますね。
カレル橋とプラハ城、プラハの見どころを全て夜景で表現したのがこちらです。
本当に綺麗な光景で、ずっと見ていても飽きないです。寒いのでずっと見ていられませんが。
この界隈は賑やかで栄えているので、くれぐれもスリや置き引きに注意した上でモルダウの流れにのって観光することをおすすめします。
カレル橋のすぐ近くにトラムが走っているので、旧共産圏時代の設計であるタトラトラムが通り抜けます。が、最近のバリアフリー対応新型トラムもかなり幅を利かせているので、必ずしも全てがタトラカーではないのがポイントです。
タトラカーはかわいい顔なので、インスタばえするかも?
大体2時間半ぐらいでゆっくり歩いて写真を撮りつつの散歩で同行者が到着したのでこの日は終わり。明日に続きます。
2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その1)
2018/12/13
最早ヨーロッパ行き定番コースになってしまったカタール航空で出国ですが、一応にもJGCなので宗教上の理由によりこのルートが最安値最適解です。来年は中国南方航空がワンワールドに加盟するらしいので、値段次第かな…?
カタール航空の羽田発時間が23時50分と、恐らく全国各地の地方空港発最終便でもアクセスしやすい時間であると同時に、機材も新しいですし、カタール航空公式HPから予約すると当然JALの国内線切り込みが出来て値段もそこそこ安いので利用価値が大きいです。
変な話ですが、切り込みフライトは当日中であれば始発だろうが最終だろうがどの便でも空席さえあればOKなので、青森を12時に出るJL144で羽田に向かい、行きつけの美容室で散髪して一杯引っ掛けてから出国するという余裕の行程が出来てしまうので美味しいですね。どのみち羽田のサクララウンジでカレー食べてスパークリング引っ掛けるんですけども。
↑2019/1/1よりA350-900からA350-1000にサイズアップするそうです。機内の中身は変わらない模様
ドーハまでは偏西風の強い冬場だと約12時間のロングフライトですが、機内で餌を貰って一杯引っ掛けて爆睡すればドーハに朝6時ぐらいに着くのでちょうどいい時間です。
復路は9時間ぐらいでDOHHNDを飛んでしまうので、偏西風ってすごいですね。
ドーハトランジットで約2時間程、ラウンジで軽く朝飯を食べて一服すればちょうどいい時間ですし、JGC他でない人も適当にコーヒーでも飲んで一服すればちょうどいい時間です。というのも、ドーハではトランジット客もセキュリティを抜けないとトランジットエリアにたどり着けない上に、沖止めバス移動でもゲートでもそれなりに移動時間がかかるので、実質トランジットエリアにいるのは2時間のうち1時間ぐらいになります。
ドーハ着後ヨーロッパ各地には大体僅少1時間~3時間程度のトランジットタイムですが、僅少1時間はちょっとリスキーなので、その場合は仕方がなく恨みながら成田線を使うほうがいいかもしれません。機材ボロの確率高いのはちょっとなあ…
前職時代には結構な頻度で海外出張がありましたが、ドーハの乗り換えは割と楽な部類に入るのであまり苦痛ではありません。中にはゴミみたいな行列になる空港もたくさんありますし…
ところで以前は奇跡的な激安で知る人ぞ知る激安ヨーロッパが出来たカタール航空さんですが、今年に入ってから突然当たり前の価格になってしまったので残念です。
今回は往復14万、更にワンワールド脱退の噂が現実になれば利用する価値が無くなってしまうので、ぜひ往復7万のセールを打ちまくってください(切実)
ブログをはじめました
今更ですが、ブログをはじめました。
旅行した記録はせいぜいTwitterぐらいで共有していましたが、いかんせん140字で全て紹介できるわけでもないですし、備忘録として具体的に残しておいたほうがいいのではと思い、重い腰を上げてブログを立ち上げてみました。
よくある旅行ブログ的な、情報を頻繁にアップデートするとかそのようなことはしません。ずっと旅行をしている訳でも無いですし、そこまで暇ではありませんので。
あくまでも行った時点の情報小ネタになるので、その点をご容赦ください。
一応バリバリの撮影機材を持って出先に行きますが、腕がイマイチでパッとしない写真が多めで申し訳ございません。たまにこんな写真でも無断転載されるのですが、残念ながら私に著作権がありますので、無断転載はお止めください。写真については個別にTwitterか何かでDM送ってくれれば都度考えます。