蟹べこの旅備忘録

本州北端の限界過疎集落から海外に高跳びした備忘録など

2018年エーゲ海バカンス(その2)

2018/6/2 DOHドーハ→JMK(ミコノス島/ギリシャ

 

2018年から新規就航したミコノス島線ですが、就航4日目で早々に乗ることになりました。全てはカタール航空のDMのせい。知らない地名を出して調べさせてちゃっかり発券までさせる悪どさには頭が下がります(褒め言葉)

 

ドーハのホテルを早朝にチェックアウトし、なぜか高級ホテルなのにロビーで白タクの勧誘を受ける意味不明な儀式を無視して、ホテルのフロントに国営タクシーを手配してもらいました。

 

【DOH→JMK】

f:id:kanibeko:20190108124243j:plain

カタール航空設立時界隈から飛んでいるボロのA320-200でしたが、ガラガラで快適。ちゃんと機内食もありますし、あまり就航前のプロモーションがよくなかったのか搭乗率3割といったところ。その後のプロモーションがよかったのか2019年も夏季臨時便で飛ぶようです。所要時間は約4時間。エーゲ海の島を見ながらのフライトはなかなかいいですね。

f:id:kanibeko:20190108124611j:plain

エーゲ海の小島、ミコノス島に到着。オープンスポットしかないので、強制的にタラップで降ろされます。いい天気でこの時点でエーゲ海最高!ってなります。

f:id:kanibeko:20190108124956j:plain

降ろされたらそのまま歩いて建物まで行って、いきなり入国審査です。こういう入国の仕方は人生で初めてでした。

 

f:id:kanibeko:20190108125123j:plain

ミコノス空港はただの公民館みたいな小さい建物で待合室も殆ど座席がありませんし、本当に離島の空港そのものです。すごく開放的でいい感じですけどね。

玄関を出た所にギリシャコーヒーのスタンドがあったので、とりあえず一服です。猫が何かちょうだいって椅子に座ってきました。かわいい。

フライト中にホテルのホストマザーであるマリアさんからSMSで「空港に迎えに行こうか?」とメッセージが来ていましたが、格安スマホ+格安SIMでSMSが送れずお迎えは無し。バスもあるが、30分歩けばホテルに着くみたいなので、スーツケースゴロゴロしながら山をおります。

 

歩けばいいやと思い立ってみたものの、いざ歩くと歩道は無いし、交通量が思いの外多くて結構大変でした。風景はいいんですけどね。

2EURぐらいで空港と街中をシャトルバスが結構な頻度で走っているので、そちらを使うのをおすすめします。

f:id:kanibeko:20190108130414j:plain

歩きながらこんな写真を撮りつつホテルへ。日差しが最強に強い。

 

【ホテルガリニ】

www.expedia.co.jp

ミコノス島はバカンスリゾートでホテルが物凄く高いので、安くて良さげなホテルを探すのに苦労しましたが、ここのホテルは家族経営の小さいホテルで朝食等をカットして一泊100EUR(当時のレートで13,300円ぐらい)とほぼ最安値。

ホテルに着くとご主人が上半身裸で花に水やりしていて、ホストマザーは買い物に出かけてるから水でも飲んで待ってて!とフリーダム。それでいいです。高級なサービスよりも家庭的な感じに好印象です。

 

ホストマザーが帰ってきたので、鍵と簡単な説明を受けてお部屋。狭いけども風通しが良くてまるで家の感覚。

f:id:kanibeko:20190108131102j:plain

中心街ながら、少し奥まった路地にあるので人通りも少なくていいですね。

窓を開けていると猫が入ってきますが。

 

【ミコノス島散策】

マリアさんから島の地図をもらったので、適当に散策します。

それほど大きい島ではないですし、繁華街もこじんまりとしているので歩きやすい印象です。

f:id:kanibeko:20190108131340j:plain

ホテルの路地でこんなロケーションです。いいですねぇバカンスって感じです。

f:id:kanibeko:20190108131440j:plain

歩いて10分もしないでミコノス島の有名な風車に着きました。カトミリの風車という名前があるそうで、大昔は島の風を利用して小麦を挽いていたとか。今はしていないようです。ここからの夕日が絶景のようなので、日没前に再訪しましょう。

f:id:kanibeko:20190108133103j:plain

風車の近くの店では看板娘がかき氷を作っていました。そして自分で食べていました。売らないのかよ!

f:id:kanibeko:20190108133205j:plain

白と青のコントラストが素敵です。そして、扉のノブは各家でデザインに凝っています。

f:id:kanibeko:20190108133254j:plain

太陽さんさんで非常に暑いので、割と賑わっていたフローズンヨーグルトの店に入ってみました。ギリシャヨーグルトのフローズン、これ非常に美味しいです。これ今回のイチオシですよ!

f:id:kanibeko:20190108133603j:plain

f:id:kanibeko:20190108133625j:plain

ひたすらぶらぶら街を歩きます。

f:id:kanibeko:20190108133704j:plain

ギリシャ正教会の小さな建物も街の片隅にあります。

f:id:kanibeko:20190108133753j:plain

歩くこと1時間でオールドポートに着きました。古い港なので、ビーチの連絡船等の発着しかありません。

f:id:kanibeko:20190108133850j:plain

この島、猫が非常に多いのですが、人がいようがいまいが、好き勝手お昼寝しているので面白いですね。気持ちよさそうに寝ています。

f:id:kanibeko:20190108133951j:plain

f:id:kanibeko:20190108134006j:plain

ちょっと路地の奥まで進んでみましょう。いたるところにベンチがあったりするので、疲れたらジェラートでも食べてゆっくりする、そういう島で気が楽です。

f:id:kanibeko:20190108134059j:plain

かなり路地まで進みましたが、こちらは生活圏なので観光客も入ってこずかなり静かです。

f:id:kanibeko:20190108134156j:plain

地元の小学生もぼけーっと日陰で暇つぶししています。すごく平和ですね。

f:id:kanibeko:20190108134339j:plain

細い路地を更に進みます。どこもいい感じの雰囲気でゆっくり巡るのがいいですね。

f:id:kanibeko:20190108134425j:plain

通れません。

f:id:kanibeko:20190108134452j:plain

f:id:kanibeko:20190108134506j:plain

この島はセンスのいいお店が多いですし、路地でも爽やかな海風が吹き抜けるので、写真を撮りながら散歩します。

f:id:kanibeko:20190108134616j:plain

f:id:kanibeko:20190108134629j:plain

この島の猫が一番幸せそうです・・・

f:id:kanibeko:20190108134721j:plain

f:id:kanibeko:20190108134737j:plain

たまに「誰だお前は」と迫ってくる猫もいます。

f:id:kanibeko:20190108134833j:plain

でも基本的に寝ています。

 

さて日もだいぶ傾いてきたので、風車に向かいます。

f:id:kanibeko:20190108134919j:plain

日が傾くと、白い壁が黄金色に輝きます。時間によって街の色が変わるの、本当に素敵ですね。

f:id:kanibeko:20190108135044j:plain

こう見ると夕方っぽいですが、日没は20時頃なので、すっかり夜なんですね。

夏至の時期は遅くまで観光ができるので、ヨーロッパの旅行シーズンは夏至の頃だと思います。冬は16時で真っ暗ですしね。

f:id:kanibeko:20190108135636j:plain

沢山の人がサンセットを見にやってきました。5分、10分と黄金色に変化していくのを眺めているだけで大変贅沢な時間です。

f:id:kanibeko:20190108140421j:plain

いよいよ日没。カップルが多いですが、気にしたら負けです。

f:id:kanibeko:20190108140507j:plain

静かに、思い思いにサンセットを眺めます。

f:id:kanibeko:20190108141308j:plain

夕食はリトルベネチアにあったイタリア料理のお店で。

f:id:kanibeko:20190108140554j:plain

夜になるとミコノスタウンは一段と活気が増してきます。クラブなどがオープンし、夜な夜な大賑わいらしいですが、歩き疲れたのでホテルで寝ることにしました。

f:id:kanibeko:20190108141557j:plain

f:id:kanibeko:20190108141615j:plain

クラブで騒ぐのも良し、ゆっくりホテルで寝るのも良し、日本にいるとあれをしなきゃこれをしなきゃと考えるものですが、そういう束縛から開放されるのがバカンスなのかなと思います。

とにかく治安が物凄くいい島なので、思い思いに過ごすことができるのがいいですね。

 

(その3に続く)

2018エーゲ海バカンス(その1)

勢いのあるうちにまとめてしまいたいので、2018年のエーゲ海バカンスの記録もぼちぼちまとめておきたいと思います。

 

6月といえば梅雨時で日本はジメジメムシムシ天気も微妙。日光浴がしたいと思い立ったのと、丁度2018年夏スケジュールでカタール航空さんがミコノス島行きの路線を新規開設したので安かったという、至極単純な理由で行き先を決めました。

 

2018/6/1 AOJ青森→HND東京・羽田→DOHドーハ

f:id:kanibeko:20190104230210j:plain

言わずもかな定番コースです。A350-900はエコノミーでも座席が割といいので、長時間の飛行でも特に混んでいる以外は不満がありません。成田線に入っている77WことB777-300ERも2017年ぐらいから入れ始めた機材は座席も新しくていいんですけどね、こればっかりは機材繰りで当日ボロか新品かがわからないのがネック。

 

2018/6/2 DOHドーハ

ドーハのハマド国際空港はどちらかと言えば乗り換え拠点的な場所ですので、外に出ることはあまりないかと思います。でも外に出てみたくなるのが性で、あえてトランジットタイムを24時間取ってドーハに一泊しちゃいましょう、と思い立ってしまいました。

思い立ったのが全ての元凶なんですけどね。

 

【スークワキーフ】

f:id:kanibeko:20190104230645j:plain

重たい荷物をホテルに投げて、早速観光します。

ドーハのマーケット的なところですが、これ見た感じ古いものの、実はそれほど古くはない場所です。一応観光するところもそれほど多くはないので、一番の目玉的存在にはなるかと思います。

もしも空港から直に行く場合は路線バス(カルーワ国営バス)の777番系統がこの近くまで行くので、スークワキーフに行きたい旨を運転手に言えばOKです。

f:id:kanibeko:20190104230902j:plain

商店はある程度「日用品」「布生地」「お土産」「飲食」「鳥」等別れていますので、通りには一応同じような店が並びます。不思議な柄のスカーフがありました。

f:id:kanibeko:20190104231113j:plain

基本的にカタール人はありえない程の金持ちなので、こんなリアカーの荷物持ちのおじさんがいます。契約しているのか、都度依頼するのかわかりませんが、大量の荷物をもたされているおじさんがちらほらいました。

f:id:kanibeko:20190104231217j:plain

鳥エリアでは伝統衣装のカンドゥーラを着た子供がいました。鳥エリアって何があるの?と思いますが、普通にインコとかの鳥です。ピーチクパーチクうるさいだけです。

ちなみにオリックスは別の場所で厳重に飼育されて売っているらしいです。鷹が有名らしいですね、この国は。

f:id:kanibeko:20190104231523j:plain

これは中東では割とメジャーな「デーツ」というフルーツらしいです。どんな味なのかは食べたことが無いのでわからず。

f:id:kanibeko:20190104231659j:plain

近隣諸国の民芸品なんかも売っています。これはイラン製の民芸品。実はこれに目をつけていたのですが、2018年冬は鍋敷が新たにレパートリーに入っていて、鍋敷を買ってしまいました。使いますしね。(鍋敷15リヤル=450円ぐらい)

f:id:kanibeko:20190104231919j:plain

生地屋が一番人が集まっていましたが、特に買い物するわけでもなく、店主と雑談している感じでした。ここのスークはまるで商売っ気が無いので、接客は一切ないですし、欲しいものがあった場合は店主を店の中まで呼びに行っていくらか聞くことが必要です。値札ついていないのも多いですしね。

f:id:kanibeko:20190104232100j:plain

中東といえば砂漠なので、こんな感じでらくだの金(メッキだと思う)の置物なんかもあります。

f:id:kanibeko:20190104232143j:plain

アラブ人の灰皿。もはや自虐レベルですが、結構かわいいので2018年冬にアラブ人マグカップセットを買ってしまいました。非常に飲みにくいデザインなので、買う時点でペン立てにする気満々で買って、実際今家でペン立てになっています。

 

で、ここまで来てめちゃくちゃ熱い!暑いじゃなくて熱い!

外気が50℃近くまで上がっているんですね、コンクリートからの反射でもうそれはサウナ状態でただ歩くだけで体力をゴリゴリ消耗します。

せめても水ぐらいは飲みたいなと思ったんですが、

 

ラ マ ダ ン 真 っ 最 中

 

道理で水の一つも置いてありません。飲食店も全て閉まっています。

歩く人も当然まばらで物凄く閑散としている訳ですね…

軽く熱中症になりながら、とりあえず水を求めに彷徨うが、一切飲食物は無い。

試しに駄菓子屋に聞いたら「夜になったら出すから今は無理」と。おいマジか。死ぬぞ。

f:id:kanibeko:20190104232555j:plain

もう熱くて歩くのも限界です。可及的速やかにタクシーを捕まえてホテルに戻ります。

タクシーのおっちゃん(インド人)に今何度って聞いたら50℃ぐらいって言ってたのは強烈に記憶に残っています。

 

【DoubleTree by Hilton Doha Old Town】

ドーハのホテルは日本の1/3ぐらいでヒルトン系とかに泊まれるので凄いですね。

遠慮なく1万円ぐらいでヒルトンに泊まってしまいます。

f:id:kanibeko:20190104233245j:plain

ここは中東カタール。厳重な手荷物検査、ではなく、機械を通すだけの簡単な検査をくぐってホテルに入ります。ところでこの国は喫煙ルームがOKな国ですので、今や希少な日本のヤニ族という少数民族にも寛容です。

f:id:kanibeko:20190104233642j:plain

さすが五つ星ホテルだけあって綺麗で広いお部屋です。そしてポーターがいて荷物を運んでくれるのですが、暫く高級ホテルに泊まっていなかったので、すっかりチップを忘れていました。あとから捕まえて平謝りでチップ渡しましたが。

f:id:kanibeko:20190104233922j:plain

砂嵐で窓が汚いのが非常に残念ですが、ホテルからこんな感じで海も見えます。

繰り返しますが砂嵐で視程不良ですが。

f:id:kanibeko:20190104234050j:plain

マルチプラグの使い方がわからなくて四苦八苦した結果、レアなタイプだったことが判明。この使い方初めて・・・

f:id:kanibeko:20190104234500j:plain

基本的に絶対使わない冷蔵庫のミニバーに手を付けてしまいました。もはや街中では明るい時間帯に一切飲食物を売ってくれないので、これしか救いがないので仕方がないです。水のありがたみを人生で一番体感した日だと思います。なお水一本30リヤル=900円・・・

f:id:kanibeko:20190104234700j:plain

暑くて汗だくなので、昼間から水風呂に入ります。なんて贅沢なんでしょう。こうでもしないと我々日本人は大真面目に熱中症になります。

 

ひとっ風呂浴びたところで、ロビーにスタバがあったのを思い出して行ってみました。

f:id:kanibeko:20190104234842j:plain

閉まっている・・・

フロントに聞いたら「ラマダン中だから閉店だよ」ですって。まじかよ・・・

強制的にラマダンに参加させられて、昼飯は抜きになりました。あーあ。

 

【デザートサファリツアー】

デザートは食後のデザートではなく、英語で砂漠のことを指します。特に美味しい果物を食べるツアーではありません。

ランクルでホテルまでお迎えが来たので、それに乗って一路砂漠へ行きます。

ドーハ市内から約1時間でメサイードという街まで向かいます。この街の奥に砂漠が広がっているんですって。車窓はひたすら油田。運転手に日本のガソリン価格を聞かれたので、包み隠さず140円ぐらい=5リヤルと言ったら驚いていました。そらあんたら値段釣り上げるんだもん・・・

 

油田とその関係の施設、その関係の人が住む家ぐらいしかありませんが、メサイードの奥に行くと砂漠と海の珍しいロケーションを開発して宿泊施設なんかもありました。

 

メサイードの砂漠入口でランクルを一旦降りて、アラブのお茶を頂いた後はラクダで砂漠を移動します。

ランクルはその先の平坦なところで待っていますよとのこと。

f:id:kanibeko:20190104235338j:plain

 めちゃくちゃ目線が高いですが、よく調教されておとなしいらくだです。のこのこ砂丘を登っていきます。

f:id:kanibeko:20190104235905j:plain

比較的なだらかなところをランクルがかっ飛ばして先回りしています。

我々らくだ組はのこのこ砂丘を行きます。それにしても日差しが強くて麦わら帽子を持っていってよかった・・・

f:id:kanibeko:20190105000014j:plain

f:id:kanibeko:20190105000040j:plain

砂丘は当然さらさらした砂ですので、重要なのがタイヤの空気を全部抜かしてしまう。要はパンク状態じゃないと走らないということです。

砂漠の入口でタイヤの空気を全部抜かした上で砂漠をランクルでかっ飛ばしますが、200km/hでかっ飛ばすわ、砂丘でドリフトするわでめちゃくちゃスリリングで楽しいんですねこれ。パウダースノーを走っている感じですが、かっ飛ばさないと砂に埋もれてしまう場所もあるそうで、運転手が「おい掴まってろよ!」と本気で脅してきます。

f:id:kanibeko:20190105000321j:plain

運転手兼ガイドのアミールさん。パキスタン人だそう。めちゃくちゃ親切でいい人でした。パキスタンにも遊びにおいでよとのことですがいつになるやら。

f:id:kanibeko:20190105000446j:plain

砂漠を突き進むとインランドシーというサウジアラビアとの国境に着きます。

ここ一帯はキャンプもできるそうで、夜は満天の星を見ながらバーベキューして・・・なんてロマンチックな体験も出来るそう。最近は欧米人の隠れバカンスのスポットになってるとか。

 

ご覧の通りサウジアラビアとの国境になります。アミールさん曰く「サウジはうーん」とのことです。なるほど。

この後は海沿いを走って、メサイードの砂漠出口にあるオートスタンドで空気を入れ直してドーハに向かいます。

f:id:kanibeko:20190105000900j:plain

カタールは元々砂漠ばっかりですので、必殺7車線他にクルマゼロ!というスケールの違いを見せつけてくれます。高速も無料。日本ともヨーロッパともスケールが違いますね。

 

ホテルに戻った後は日没まで待って、日没の時間にアザーンの放送を持って飲食物の解禁になるので街に繰り出しましたが、これと言って食べるものがなかったので、世界標準食になりつつあるケバブをパンに挟めて食べて寝ました。この時期食べ物がめちゃくちゃ豪華になるので高くて手が出ません。

 

ちなみにアミールさんプレゼンツサファリツアーはネットで日本語予約できるサイトから予約してみました。ざっと一万円ぐらいですが、日本では体験できないツアーなので一度見てみるのはありだと思います。

www.getyourguide.jp

 

(その2へ続く)

ヨーロッパの夜行列車について

LCCと格安夜行バス全盛期の現代、日本ではほぼ絶滅した夜行列車ですが、ヨーロッパ内では夜行列車が現役で走っています。当然ヨーロッパでも大手のLCCから中小のLCCまで多数ありますし、格安バスもFlixBusを筆頭に都市間バスが昼夜問わず多数走っていますので、その点は日本と同じ環境ですが、それでも夜行列車が現役で真っ向から勝負しているのは大したもんだと思います。

f:id:kanibeko:20181227215827j:plain

ヨーロッパの夜行列車は主にOBBオーストリア鉄道が幹事会社の幹線系夜行列車が「ナイトジェット」、亜幹線ないし多国籍間の夜行列車が「ユーロナイト」、その他の夜行列車が「ICインターシティー」として運転されています。

オーストリアまたはドイツ国内を発着する列車は各国鉄のHPで予約・発券まで出来てしまいますし、日本にいながら簡単に手配することが可能なので非常に便利かと思います。

 

その他にローコストトレイン(LCT)としてRegioJetが運行する格安夜行列車なんかもありますので、区間によっては物凄く安く夜間移動が出来るのがポイント。

f:id:kanibeko:20190104013728j:plain

f:id:kanibeko:20190104013746j:plain

プラハから出るRegioJetの夜行列車(チェコ国内線)はめちゃくちゃ乗ってましたねぇ。これかなり人気だと思います。やすいし。
 

私もヨーロッパの夜行列車に何度か乗りましたが、基本的に治安も良好で都市間を寝ながら移動できるというメリットを最大限享受出来ていると思います。

 

夜行列車については様々なサイトで詳しく紹介されていますが、一応経験を元にまとめておきます。参考になるかどうかわかりませんが…

 

【予約の仕方】

先に書いたとおり、各国鉄のHPから予約ができます。ここで注意しなければならないのが、出発する国のHPで予約すること。eチケットで出力される国がほとんどですが、中には駅できっぷと引き換える必要があるもの、逆方向は発券が出来ないものが存在しています。ドイツ国内発であればDB、オーストリア国内発であればOBB、チェコ国内初であればCDと、出発駅の国を基準に予約をすることをおすすめします。

 

例としてDBのHPでハンブルクミュンヘンのナイトジェットの予約をしてみます。

 

①DBのHPを開きます。

www.bahn.com

 

 

②トップ画面に早速入力する欄があるので、希望の区間を英語で入力します。

 全ての文字ではなく、ハンブルクならhamまで入れたら候補が出てきます。

f:id:kanibeko:20190104002448j:plain

 

②希望の区間、日時、クラス(1等or2等)を入力すると、検索結果が出てきます。

 夜行だけではなく昼行列車も出てくるので、詳細を確認します。

f:id:kanibeko:20190104002627j:plain

この場合はハンブルク中央駅を20:29発、ミュンヘン中央駅に翌朝7:12に到着するナイトジェット(NJ)がヒットしました。なお、赤いボタンをクリックするとインターナショナルの画面に推移しますが、これはオーストリアインスブルック行きですので国際列車の扱いとなるためです。

 

③人数と生年月日を入れます。その横のタブはドイツ国内のIDカード所持者向けになるので、特に選択しなくてもOK。生年月日を入力することによって、ユース割引ですとか、シニア割引なんかが適用になることもあるので、日/月/西暦の順で入力します。

f:id:kanibeko:20190104002930j:plain

 

④残念ながらユースでもシニアでもないので、ノーマルの運賃になります。

f:id:kanibeko:20190104002951j:plain

 

⑤ここで座席or寝台の選択をします。1等で選択すると寝台も選択出来ます。

f:id:kanibeko:20190104004303j:plain

Bed in a compartment=クシェット寝台(簡易寝台)、Bed in a Deluxe compertmentは1等寝台になります。一人旅ですと相席になる可能性がありますが、部屋を貸切として使用することも可能なので、その際は1bedを選ぶと個室が貸切になります(貸切料金が含まれて高い価格で表示されています)

なお、Non-flexは制限付き格安チケットで、飛行機で言う先得割引的なものです。既に旅程が確定していて、変更も絶対ない場合は一番安い価格で抑えてしまって問題は無いと思います。

 

⑥座席の選択をします。2等でもクシェット他でも座席の大まかな希望は出せますので、例えば女性であるならばfemaleを選択すると女性だけのコンパートメントで割り振りされますし、座席の上段下段も選択できます。座席種別や列車によっては女性席を選べないこともあるので、その点は注意です。

f:id:kanibeko:20190104004530j:plain

 

⑦個人情報を入力します。特段難しいことは無いので省略。電話番号は090-1234~ではなく、81901234~と国番号を入れて入力します。

 

⑧最後のチェック画面です。今まで選択した内容で問題がなければ条件承諾のチェックを入れて赤いボタンをクリックします。間違っていれば最初からやり直しになります。

 

f:id:kanibeko:20190104004905j:plain

f:id:kanibeko:20190104004938j:plain

 

⑨最後にカードかペイパルで決済します。カードはVISA/MASTERしか使えないので、特にJCBホルダーは要注意です。これで決済すると、決済完了後に事前に入力したメール宛にeチケットがPDFで送られてくるので、印刷を必ずして旅行に出かけることになります。

f:id:kanibeko:20190104005455j:plain

 

予約自体はそれほど難易度が高くないので、簡単な英語さえわかれば誰でも予約が出来ますし、奥の手Chromeの自動翻訳でやってしまう手もあります。ガバガバ翻訳なのでオススメはしませんが・・・

 

⑩メールが届くとこんな感じできます。PDFを印刷して、念の為ネット上で直ぐに出せるように印をつけるですとか、クラウドや端末に保存しておくことをおすすめします。

f:id:kanibeko:20190104013101j:plain



 

【実際の列車】

f:id:kanibeko:20190104005817j:plain

先程の予約画面でみたナイトジェットにハンブルクミュンヘン間を実際に乗車しましたが、繁忙期でツーリング中のいかついおっさんと相席になりました。特別治安が悪いこともないですし、日本の夜行列車のように静かに寝てれば問題はないと思います。

f:id:kanibeko:20190104010029j:plain

なぜツーリング中のおっさんと相席になるかといえば、繁忙期はカートレインが併結されるので、構外のモータープールに入線前に待機して、係員の指示で自らバイクや自動車をカートレインに積載させます。そして人間は指定席で寝て目的地まで行くというのがヨーロッパの夜行列車スタイル。人気路線にはカートレイン併結は日本で流行らなかったスタイルですねぇ…

f:id:kanibeko:20190104014350j:plain

これは結局流行らないでなかったことにされた日本海MOTOトレイン・・・

 

 

f:id:kanibeko:20190104010303j:plain

4人用のクシェットです。シーツ枕毛布と、一人一本の水がサービスで置いてあります。あとは洗顔用の固形石鹸もありました。

3段式の寝台ですが、2段運用も出来るので、その都度ベッドを組成しているようです。

ちょっと手狭な印象もありますが、やはり寝て目的地まで行けるメリットはかなり大きいです。荷物は下段寝台の下に無理やり押し込むことになりますが。

f:id:kanibeko:20181226201327j:plain

こちらは先日のチェコ国鉄1等寝台シャワー付きです。ベッドメイキングが既に済んであって、個室内にトイレとシャワー、洗面台が無理やりついている車両になります。

1等だと適当にジップロック袋にぶん投げられたスリッパシャンプーアメニティセットがあります。

 

ここで注意点ですが、プラハブダペスト間のクシェットではない2等寝台は共有のトイレ・シャワーがある(無料)ので、別に1等にしなくてもいいかなと思った次第ですが、ハンブルクインスブルック行は個室にしかシャワーが無いので、その列車の設備によって検討することが必要です。特にシャワー浴びなくても気持ち悪くない人なら選択しやすいでしょうが、せめても夜はシャワー浴びたい人なので…

 

f:id:kanibeko:20190104010955j:plain

OBBのナイトジェットは本当に簡単な朝食サービスがクシェットでもありました。前日夜にコーヒーか紅茶か聞かれるので、車内改札のときにリクエストを伝えておけば、翌朝適当な時間に部屋まで持ってきてくれます。

コーヒーとパンとスナックだけの質素なメニューですが、有ると無いとだとあったほうがいいですし、こういうところで高速バスとは違うんだぞ!と熱烈にサービスで対抗しているように見えます。

 

他に別途料金を払えば利用できる車内サービスもあったりするので、利用の際は車掌に一言言えばOKです。先日のプラハブダペストの1等はこんな感じ。

f:id:kanibeko:20190104013948j:plain

f:id:kanibeko:20190104014005j:plain

飲み物はそれなりの値段ですが、ちゃっかりカードまで使えるのは流石。
 

ちなみにですが、ヨーロッパ内の主要な大駅にはどこかにシャワーブースがあったりします。例えばこんなところ。

Munich platform 26 at central station

地下にあるトイレに併設のシャワーです。7EURでバスタオル付き。

場所は26番線の近くに地下トイレがあるので、そこのトイレのおばちゃんにシャワー使いたい旨を言えばOKです。

 

【備考】

DBもOBBも介さない夜行列車(例えばプラハブダペスト)は予約システムが少し違います。また、日本に比べれば適当臭いので、日本出国間際になってようやくネット予約を開始してみたり、予約開始日時を聞くと「システムの調整ミスったから予約できない」とかメールで返されるので、ダイヤ改正前後(毎年6月/12月)界隈は要注意です。

また、プラハブダペストの寝台は席だけの予約しかできなかったので、乗車券は別途現地で購入することになりました。乗車券込のチケットなのか、寝台券だけのチケットなのか、事前に予約段階または予約終了後にも確認しておくことを強くおすすめしておきます。わからなかったら現地のきっぷうりばで乗車券が必要か聞いてみるのも一つの手です。

2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その10)

f:id:kanibeko:20181229224349j:plain

 

■クリスマスマーケット巡りのポイント

今回のクリスマスマーケット旅行はこれで終わりですが、この10年でドイツ、ベルギー、オランダ、イタリア、チェコハンガリーオーストリアと7カ国のクリスマスマーケットを巡ったことになります。

クリスマスマーケット自体は宗教色が物凄く強いイベントになりますが、当然観光客でも存分に楽しめるイベントですので、キリスト教を全く知らない人でも問題はありません。

各国各都市で趣向を凝らしたイベントになっているので、例えば今回のようにハンガリーでは伝統工芸のお皿だったりを売ったりしていますので、お土産にも最適かと思います。

 

自分の経験上ではドイツのバイエルン州、都市で言えばミュンヘンニュルンベルクのマーケットは華やかで盛大に行うので、はじめてのクリスマスマーケットにはもってこいかと思います。

 

私がいた旅行会社ではシーズンになると10万円前後のクリスマスマーケットツアーを企画しており、それで駐在員をしたこともあります。冬場なのでイベントがあるものの、閑散期の扱いになるのでピーク期より安く手配が出来る上に、添乗員などのサービスコストを徹底的に省いて、我々旅行会社社員が駐在員でお客様のお手伝いをするといった企業努力で10万円前後の価格でツアーの造成をしていましたので、もちろんサポート体制は問題なく旅行が出来ると思います。

 

逆に、完全個人手配の旅行になれば自由に行程が組めるので、好きな都市だけを巡ったり、今回のように周遊型として巡ることも出来ますが、必ずしもお目当てのマーケットが交通の便がいいわけでもなく、特に冬期で降雪もありますので相当の余裕と、判断力が求められるので一長一短といったところです。

 

ちなみにですが、10年前に大雪で交通完全遮断で物流も止まり空港で野宿した人間ですので、それぐらいの覚悟も個人旅行ではあったほうがいいです。めったにないですが。

 

■クリスマスマーケットの物価について

参考までに、今回のマーケットの物価を2018年時点でまとめると次の通りとなります。

 

 ・グリューワイン(ホットワイン):平均7EUR、カップデポジット

  →カップを返却すれば3~4EURの返金があります。

   店で出すリターン用のメダルをなくさないようにしてください

   当然ですが、そのままお持ち帰りも出来ます。

 ・お土産用カップ:3~4EUR

  →新品を包んでくれるところもあれば、洗浄済みのものをそのままのところも。

   スーベニアカップで通じます。

 ・食べ物:10~30EUR

  →基本的に超高いです。貧乏旅行には辛い。

 ・クリスマスの飾り:ものによる

  →3EURぐらいでかわいい小物もあったりするので、値札を確認すること。

 ・入場料:フリー

  →誰でも自由に入場できます。

 ・時間:午前10時ごろ~プラハは19時閉店、ウィーンは22時ぐらいまで粘ってる

  →プラハは早すぎです。基本的に他の都市は20時ぐらいまではやっています。

 

■気候

寒いです。冬の東北に出かける感覚で問題は無いと思います。

朝晩はかなり冷え込みますので、マーケットの最中は特に防寒に気をつけておいたほうがいいです。

それと、道路も凍結していたり、積雪していたりするので、スノトレシューズで出かけることを強くおすすめします。もし無ければ、現地について早々にクリスマスバーゲンをしている靴屋で買うのもいいかもしれません。(靴のサイズが合う合わないは別として)

天気も晴れたり曇ったり、雪が降ったり降らなかったりと変化に富みますので、雪が降る前提で身支度して問題はないと思います。ただ、冬服は非常にかさばるので、できれば中日に連泊する都市を定めて、そこでランドリーサービスを利用するほうが荷物を少なく出来るのでいいかもしれません。

 

海外旅行保険は必ず掛けてください

地味に重要なことなのですが、マーケットに行く方は必ず「海外旅行保険」を掛けておいてください。

以前に某マーケットでビーフシチューを食べた際にボツリヌス菌のE型食中毒に羅患したことがあります。夜に食べて翌朝には上から下から大洪水で、よりによって仕事中にそれだったのでえらい大目玉を食ったことがあります。

幸い保険を掛けておいていたので、直ぐに保険会社の緊急連絡先にヘルプを求めて、現地の往診医に来てもらい、ぶっとい注射を数本打って、薬を処方してもらいなんとか帰国できました。なれているとはいえ、異国の地で死にそうにヒーヒー言いながら苦しむのは生きた心地が本当にしませんでした・・・

日本の衛生状態と比較しても同等レベルですし、食の安全に関しては問題はないのですが、アジア人には耐性のない菌があったりするらしいので、万が一の際に保険を掛けておいて損はないと思います。

クレジットカード付帯の保険でも問題は無いと思いますが、緊急時の連絡先等を持参して行くことを強くおすすめします。

 

■治安について

基本的に治安はいいですが、やはりスリや置き引きは覚悟しておいたほうがいいと思います。幸い職業添乗員時代含めスリや置き引きに自分自身は遭遇したことはありませんが、海外にいるということを常に頭の片隅に置いて、自分のものは自分で守る行動を取って損はありません。

特にマーケットは大混雑していて、様々な人が行き交いますので、スキを見せない行動、飲みすぎないことを念頭に行動することをおすすめします。

 

■その他

日本人はどうしてもヨーロッパで目立つ存在ですので、色々な意味で目立たないようにヨーロッパ式の行動を取ったほうがいいと毎回思います。

今回もウィーンの市内で日本人と遭遇しましたが、とにかく大きい声でキャッキャしていたり、トラムでもそわそわしていたりと、恐らく現地人からしたら物凄く目障りな存在に感じました。

確かに見たことのない綺麗な景色、自分の目的地がどこか等々気にはなると思いますが、くれぐれも現地の人に不快感を与えないように、落ち着いて行動したほうがいいと思います。(通勤電車に外国人が乗ってきて大声で話していたらどう思うかという話です)

何を言いたいかと申しますと、スリや置き引きの標的になりやすいということです。

良からぬトラブルに巻き込まれないためにも、現地の人を参考に身の振る舞い方をしたほうが得策です。

 

と、ここまで辛口批評もしながらまとめましたが、ぜひ皆さんが本場のクリスマスマーケットで楽しく、思い出深い旅になってほしいと思いますので、今回に限らず以前からの経験を元にまとめてみました。

日本やアメリカの商業的イベントではなく、宗教行事の一貫として行われているクリスマスマーケットなので、きっと印象に残ると思います。

ぜひこのブログを参考にクリスマスマーケットの旅をしてみてください!

2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その9)

2018/12/21

ミュンヘンMUC→ドーハDOH→東京羽田HND

 

帰国日です。朝9時前のフライトなので、5時台にはホテルを出て空港へ。

5時台でも普通に空港行きのSバーンが動いているのでさすがです。

去年まではMUCでのQR便ハンドリングはニキ航空でしたが、ニキ航空が破産した結果、空港会社か何かがハンドリングすることになったようで、これがすごく厄介。

本当に堅物なババアがあーでもないこーでもないと言うので、久しぶりに朝から空港で喧嘩しました…

カメラを受託に出来るほど信用はしていないので、なんとしても機内持ち込みにしないといけないのですが、これについてすったもんだ20分ぐらい喧嘩して、結局QRの社員が持って入っていいよと言ってくれたので、めちゃくちゃ悪態つかれながらチェックイン。ニキ航空は適当でよかったんだけどな~・・・

 

f:id:kanibeko:20181227223929j:plain

ミュンヘンの1タミラウンジ。ガラガラ。

1タミBゾーンのイミグレがありえないほど混んでいるのは織り込み済みでしたが、例によってファストレーンが使えるのに、さてイミグレの段で2窓しか開いていなくて、ファストレーンじゃない人も同じ窓でイミグレするのでそら混む訳だ…

ここの空港、以前も大雪で缶詰になって電車もバスもタクシーも空港にたどり着けないとかで新聞紙敷いて野宿したし、あまりMUCにはいい思い出がありません。

 

f:id:kanibeko:20181227224256j:plain

事前のシートマップ上は最大キャパの77Wでみっちみちに混んでいたので、インボラを少し期待したのですが、インボラにもならずエコノミーに押し込まれました。

こればかりは仕方がないので餌食って爆睡。近くを反対側に飛行機雲出しながら飛んでいった飛行機いましたね。この目線は面白い。

 

■ドーハ

ドーハでは敢えて14時間ぐらいトランジットタイムを取っておいたので、半年ぶりの入国です。イミグレのお姉さんが日本に留学していたとかで、日本語で全部世間話パスポートにスタンプバァーンで面白かった。世間話で審査終了のイミグレ割と多い気がする。

ところで、ヨーロッパは真冬で非常に寒かったのですが、こちとら砂漠の国、気温25℃。コートをどうするかという問題なのですが、ちょっと物騒なイスラムの国なのでコインロッカーはありません。ですので、コートを入れる大きい袋を事前に手荷物で用意しておくことを激しくおすすめします。

コインロッカーどころか手荷物預かり所すらないのですが、アルマハサービス(カタール航空の超高級VIP待遇サービス)を申し込んでおけばアライバルラウンジで預かってくれるかもしれませんが・・・

 

で、両替ですが、アライバルゾーンにトラベレックスがあるものの、入国審査並に住所氏名電話番号職業(会社名そのもの)滞在ホテル入国理由云々を東南アジア人の訛った英語で聞かれる挙げ句、手数料で8EURも持っていかれるのでおすすめしません。

ちなみにホテルは?って聞かれて「ラウンジスティ」って言ったら???って固まったのでラウンジに泊まるのは想定外らしいです。多いと思うんだけどなー。

 

もしドーハで遊ぶなら事前にカタールリヤルに日本で両替出来る両替商がありますので、ここで両替しておくことをおすすめします。毎度お世話になってますね…

エクスチェンジャーズ オンライン両替

毎回ここで両替していますが、ネット価格+1円ぐらいがユーロの店頭価格。

店頭だと丸の内店が一番各国の通貨を揃えていると銀座店の人に言われたので、丸の内店であればいろんな通貨が揃うかもしれません。

特に地方民が海外に高跳びする時は宅配両替しか手数料等々含め手段がないのですが、ここは実勢レートにだいぶ近いのでいつも使わせて貰っています。今回ドーハに入国するか全然決めていなかったので両替しなかったのがダメだった…

 

■スークワキーフ

毎度おなじみスークに買い出しです。

空港からタクシーだと40リヤルぐらい。1600円程度ですので安いことは安いのですが、バスだともっと安いので、777番のバスに乗ることをおすすめします。

f:id:kanibeko:20181227225715j:plain

777番の行き先が1ミリも読めませんが、これであっています。

不安なら運転手に「スーク行く?」って聞いたら優しく教えてくれるので、一回聞いてみるのもありです。

ちなみに、赤ターバンのパキスタン人運転手さんがやたら話し好きで色々話をしていたら、「今回運賃はノープロブレムだから!」って言い始めて、本当に運賃タダでスーク最寄りのバス停で下ろしてくれました。いや申し訳ございませんですわ。

※バスもタクシーもエメラルドグリーンは国営のカルーワなので、当然バスも国営…

 

f:id:kanibeko:20181227230027j:plain

バス停を降りるとニュータウンの摩天楼が見えます。これぞ中東オイルマネー!って感じなので、夜に見ることを激しくおすすめします。昼は砂嵐の粉塵で霞んでいます。

f:id:kanibeko:20181227230144j:plain

ここがカタール国の王様が住んでいるところらしいです。

首相官邸的なところらしいですが、実際に住んでいるそうなのでさぞかし中は金ピカリンなんでしょう。

f:id:kanibeko:20181227230243j:plain

イスラム博物館だそうですが、そもそもとしてカタール国自体歴史が浅いので、そこら辺にあったイスラムゆかりのものを展示しているそうな。見たことないですが、どんなものか一回だけ見てみたいとは思います。

f:id:kanibeko:20181227230600j:plain

f:id:kanibeko:20181227230617j:plain

以前来た時はラマダン中でだいぶ閑散としていて「こんなものか~」と思っていたのですが、今回はどうも様子が違う。とにかく人が多い。どんちゃん騒ぎ。なんか歌ってる。あまりの変わりようにちょっと唖然としながらGoogle先生に聞いてみると、12/18に独立記念日、その週末金曜日とのことで、恐らく独立記念日絡みのお祭りのようです。マジか。

f:id:kanibeko:20181227231049j:plain

王様の似顔絵付き国旗がいたるところに貼られていて、なんなら王様似顔絵マフラーとか王様似顔絵スカーフとか王様似顔絵Tシャツとかとにかく王様似顔絵シリーズが氾濫していて、結構買っている人が多いのでずっこけそうになった。すげぇなぁ…

f:id:kanibeko:20181227231230j:plain

ラマダン中は鳩ぐらいしかいない大通りに面した広場も露天がぎっしり。よくわからないおもちゃとか売っててアジアンな感じもするけど、女性は黒のアパヤで目だけを出していたりとここは中東カタール。すごい異国に来た感じがする。昨日までクリスマスマーケットだったのに。

f:id:kanibeko:20181227231427j:plain

「写真撮っていい?」って聞いたらいいよというのでクレープみたいな何かを焼いているお姉さん。ソマリアから出稼ぎに来ているらしい。ソマリアといえば海賊の印象だけど、やっぱり祖国の情勢が安定しなくて出稼ぎに来てるのね。

この国はカタール人という人種が極端に少なくて、主に南アジア、特にパキスタンとかインドからの出稼ぎ者や、彼女のようにアフリカから海を渡って出稼ぎに来たりと、オイルマネーを求めていろんな人種が集まっているので複雑。公用語は英語。

f:id:kanibeko:20181227231923j:plain

路地に一本入るとアラブ人のおっさんが水タバコを嗜んでいた。

ものすごく気になる水タバコだけど、中々度胸が無くてチャレンジ出来ずにまた帰国してしまったので、誰か連れがいたらチャレンジしてみようと思う。

f:id:kanibeko:20181227232035j:plain

f:id:kanibeko:20181227232136j:plain

f:id:kanibeko:20181227232152j:plain

f:id:kanibeko:20181227232205j:plain

オーナム広場でなにやらどんちゃん騒ぎが始まったので、せっかくだから見てみようと人だかりに入ってみたところ、ヨルダン民謡ショーが始まりました。

ヨルダンは首都が餡饅もといアンマンなので、ぜひ餡饅を片手に訪れてみたいところ。カタール人の恐らく偉い人もえらい盛り上がっていて中に乱入して踊ったりなど、中々カオスな空間でした。最終的にみんな乱入して踊るんですけども、その波に巻き込まれて肩くんで踊る羽目になった。想定外過ぎて疲れたけど楽しかった。

 

中東はどうもイスラム国筆頭に怖いイメージがつきまとってしまう運命にあるけれども、カタールに関しては非常に親切で人情味に溢れる国だと思っています。治安も夜の歌舞伎町なんかより断然いい。

白いガラベイヤとか黒いアパヤなんかを宗教上身にまとっていて、空港に降りるとちょっとドキッとするけども、日本で日本人が着物や浴衣を来ているのと同じ。

たまたま物騒な思想を持った連中が喧嘩をふっかけてはバチバチするのが、たまたまイスラム教だっただけで、本来はみんな笑顔で楽しいことをしたいし、イスラム教は厳格な宗教なので、実はかなりの常識人が多いので、平和にどんちゃん騒ぎできるのがこの国の魅力なのかもしれません。

f:id:kanibeko:20181227232947j:plain

ホンモノの刀を持ったイスラムのおっさんが「うぇ~~~いナントカカントカ~」って満面の笑みでカメラに飛び込んでブレブレなのも面白い。何言ってるか一切わからないけどうぇ~~~いって返事だけはできるからうぇ~~~いってシャッター切りまくった。

f:id:kanibeko:20181227233100j:plain

ヨルダンの民族音楽ライブが始まったけど、バグパイプってあんたイギリスの楽器では・・・?まあいい音色で異国情緒溢れる音楽ですごくよかった。

f:id:kanibeko:20181227233210j:plain

カメラを向けるとちょっとドヤ顔で決めてくれるお兄さんとか。たまたまどんちゃん騒ぎの日にスークに来れてよかった。割と好きな国のひとつなので、カタール航空さんはワンワールド脱退しないでこういうトランジットタイムで楽しむオプションをもっとアピールしてもいいと思います。

 

よく中東経由でましてや入国だなんて怖くないの、なんて言われますが、個人的には先に申したとおり安心して遊べる国ですし、イスラムの常識から逸脱(飲酒など)しないように気をつければ安心して入国して滞在もできます。

ヨーロッパやアメリカなんかは都会なので、日本と同じようなことも多いですが、カタールは中東で文化も常識も日本とは欧米諸国とはだいぶかけ離れているからこそ、異文化を楽しめるのではないかな、と思っています。

 

夜も更けてきたので、まだまだどんちゃん騒ぎを見たかったのですが、時差ボケしないようにラウンジで休むのも重要なので、タクシー40リヤルで空港へ向かいます。

f:id:kanibeko:20181227233721j:plain

ドーハのハマド国際空港のプライオリティゾーン。まじで石油王的な人しかいないしかなりでかい。ここの出国審査はかなり早いので、早々にイミグレ抜けてラウンジへ。

f:id:kanibeko:20181227233840j:plain

よくブログとかでみるクソでかいくまのぬいぐるみですが、入国した人しか上から見ることが出来ないのは豆知識。降りるエスカレーターしかないので、このアングルは入国した人限定です。どうでもいい情報ですが。

 

ということで、そのままラウンジで休んで羽田に向かい、青森へ翌日到着しました。

帰りの写真はどうでもいいものが多いですが、ひたすら砂漠を抜けるので窓側をおすすめしておきます。

f:id:kanibeko:20181227234125j:plain

f:id:kanibeko:20181227234142j:plain

 

~その10に続くかもしれません~

2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その8)

2018/12/20

この日は同行者が撮り鉄したいとのことで、適当に撮り鉄しに歩きます。

ミュンヘンでも例によってフリーパスを買ったので、ミュンヘン近郊まで足を伸ばして撮影です。

 

■Gronsdorf駅

何かしらの理由で2時間ぐらい大遅延していたユーロナイトが撮れそうなので、Sバーンでとりあえず撮りやすそうな駅で降りました。

f:id:kanibeko:20181227215753j:plain

先行列車でインターシティーが来ました。正統派客車って感じでいいですね。

f:id:kanibeko:20181227215827j:plain

来ましたユーロナイト。なんで遅れていたのかはわからないですが、日の出前が定時なので、棚からぼた餅で明るい時間に撮れました。

 

■Leienfelsstraße駅

丁度ユーロナイトを撮影した駅がS4の始発駅になってるので、中心部を抜けて郊外の駅へ移動。

f:id:kanibeko:20181227220456j:plain

マイバッハのエンジンを積んだ重連のV216型機関車の重連。スイス方面の非電化区間でギリギリ運用に入っています。ほとんど引退済みらしいですが、これ日本のDD54型機関車の元ネタだったりするので、現役で重連なんて本当に夢のような組成の列車。

f:id:kanibeko:20181227220636j:plain

どうしても冬光線で影が出てしまいますが、それでもこの重厚な重連客車って熱いですね。この後ろにSバーンがいたのですが、運転士さんが来るまで待ってくれて、お辞儀したらピースでニコニコ答えてくれた。理解ある運転士さんでよかった~ダンケ!

多分東洋人のマニアがV216撮るなんてわかってるな!って感じなんでしょうね、そうなんです撮りたかったんです。かっこいいじゃんね!

 

■ポメスフレンド

一つ駅を戻って昼飯のお時間です。

Pommesfreunde – WE LOVE STREET FOOD

なんともふざけた名前のポメスフレンド、散々嫌ほどポメス=フライドポテトを食べましたが、なんとなくハンバーガーも食いたいよね、ということでマックが目の前にあるのに激混みなポメスフレンドに入りました。

f:id:kanibeko:20181227221114j:plain

ダブルチーズバーガーとポメスとドリンクのセットで12EURぐらい。

ドリンクはコーラとかもありますが、なぜかビールもOKだったのでビールにしました。

ポメスフレンドと言う割にポメスは普通なんですが、ハンバーガーの肉がジューシーで美味しい!そこらのチェーン店の肉より断然肉肉肉って味がして大当たりです。

なによりこの店老若男女地元の人が入れ代わり立ち代わりでポメスだけお持ち帰りしているので、本当にドイツ人は芋が大好きなんでしょうね…

 

■Pasing駅

ポメスフレンドがある駅なんですが、ここにはICEも止まるのでそこそこ大きい駅。

ちょっとだけスナップを撮ってみました。

f:id:kanibeko:20181227221430j:plain

f:id:kanibeko:20181227221445j:plain

f:id:kanibeko:20181227221458j:plain

日本と並んで鉄道大国のドイツ、システムも車両も全て違いますが、鉄道マンの安全に対する意識は流石ドイツ、しっかりしています。

日本に比べて女性が活躍している印象ですね。信号扱所や運転関係の女性が多いこと。

日本だと男社会がまだまだ続くので新鮮な光景です。

 

■Hirschgarten駅

ホテルの最寄りに戻ってきました。まだ早い時間ですが、日没間際にどれだけ撮れるかスナップを。

f:id:kanibeko:20181227221840j:plain

ここの駅、信号扱所がある割には島ホームの停留所で何しているんだろうと思ったら、Sバーンの運転間隔調整制御をしているみたいです。

タイムカウントで運転間隔の指示を出して、進路も出してしまうようで、この先市内中心部の地下線区間の均等間隔をここで指示してしまうようです。なるほど。

f:id:kanibeko:20181227222104j:plain

ふと後ろを振り返るとものすごい夕焼けでした。地元の人も写メする程度に綺麗な夕日。どんどこSバーンが来るので、スナップで撮ってみましたがいいですねぇこの夕日。この日でヨーロッパ最後ですが、最後にふさわしい綺麗な夕日で締めくくりました。

 

ミュンヘンのクリスマスマーケット

f:id:kanibeko:20181227222245j:plain

f:id:kanibeko:20181227222256j:plain

バイエルン州のクリスマスマーケットは恐らく世界で一番華やかで大きいマーケットかと思います。マリエン広場の新市庁舎を中心にかなり広範囲でマーケットが開かれていますので、クリスマスマーケット初心者はここで雰囲気を掴むのがいいかもしれません。

運が良ければ新市庁舎の上から賛美歌コーラス隊のライブをしてくれるかも。今回は19日に遭遇しました。

ミュンヘンのマーケットは個人的に一番訪れた回数が多い(これで6回目)ですが、毎年違う顔を見せてくれるので新鮮味があっていいですよ。

f:id:kanibeko:20181227222548j:plain

f:id:kanibeko:20181227222602j:plain

とにかく他の都市よりもいろんな店があります。見て回るだけで非常に楽しいですし、グリューワインを飲みながら、なんならミュンヘン地ビールでもOKですのでゆっくり巡ることをおすすめします。

マーケット以外にも広場から外れればレストランなどもありますし、マリエン広場周辺でなんでも揃う感じです。

 

ちなみに、グリューワインのカップは飲まなくてもお土産用で3~5EURで販売してくれます。都市によって、年によって、店によって絵柄が違うので、気に入った絵柄や、周りの人が飲んでいるカップが欲しいなと思ったら、だいたいその辺りに店があるので「1スーベニアカッププリーズ」で売ってくれます。

毎年違う絵柄なので、かれこれミュンヘンカップだけで10個ぐらい家にありますが、いい旅の思い出になるのでお持ち帰りをおすすめします。

 

参考までにですが、プラハブダペストは紙コップかプラコップしか見当たらなかったので、マグカップでワインを提供するのはドイツ語エリアだと思えばいいかもしれません。別に紙コップはただの紙コップでほしいとは思いませんし、いや物好きの人がいたらすみません。

 

この日は適当にビアホールで飲んで帰り支度をしたのでこのへんで。

 

~その9に続く~

2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その7)

2018/12/19

ウィーンVIE→ミュンヘンMUC

実はこの移動をあるのをすっかり忘れていました。忘れていたということは手配漏れ。

きっぷを事前にネット予約するのを完全に忘れていて、残念ながらノーマル運賃で駅で買うことになってしまいました。

旅行の時は何回も旅程上漏れがないかチェックをするのですが、ここだけ完全にチェックも漏らしていました。久々にやらかしてしまったので1万円ぐらい飛びました…

前職時代だと旅程保証だなんだかんだで一発カミナリ落ちる事象、個人旅行でごめんねーで済むの本当に助かった・・・

 

f:id:kanibeko:20181227212637j:plain

ウィーンhbfからレイルジェットで終点のミュンヘンhbfまで移動します。

前7車がインスブルック行き、後ろ7車がミュンヘン行き。途中のザルツブルクで切り離します。

日本では考えられませんが、ウィーンでカマを真ん中に挟んだ状態で連結します。なんでも編成単位で重連組成ができるとか。すげぇ・・・

f:id:kanibeko:20181227213110j:plain

f:id:kanibeko:20181227213212j:plain

適当に食堂車で朝飯を食べたのですが、モーニングメニューは終わったと言われてよくわからない適当なメニューを食べることになりました。その後は延々と雪原または小さな町を通過するだけ。通路挟んで隣のお姉さんも暇を持て余して写メするか電話するかでとにかく暇。そのうち爆睡していました。

ウィーンからは約4時間強。かなり暇です。

 

ミュンヘン到着後は早々にホテルへ。

 

■Holiday Inn Express Munich City West

f:id:kanibeko:20181227213630j:plain

www.booking.com

 

今回は安心のホリディイン。SバーンのHirschgarten駅(hbfから3駅)の眼の前にあるホテルにしました。手配時は交通の便どうなのかなと思いましたが、Sバーンで市街地にも一本ですし、バスもあるし、近くに20時までのスーパーもあるし割と便利。

オクトーバフェストの時期にどれぐらい値段があがるのか不明ですが、オクトーバフェストの会場までもバスで行けるのでいいかもしれません。

ちなみにデスクにある水はウィーンhbfの地下のスーパーで35セントの水。

 

■懲りずに撮り鉄

f:id:kanibeko:20181227214220j:plain

f:id:kanibeko:20181227214232j:plain

f:id:kanibeko:20181227214252j:plain

f:id:kanibeko:20181227214305j:plain

ホテルの目の前が駅なので、懲りずに撮り鉄です。

ここの駅、結構な頻度でSバーンがどんどこ上下ともに入ってくるので、8割ぐらいの勢いで被ります。被らなければかなりいい撮影地なんですけど。

写真撮ってたらSバーンの運転士がドヤ顔決めてくれたので撮っておきました。

 

ベネチアババアのイタリアン

Trattoria Al Paladino - italienisches Restaurant in München - Westend - Schwanthalerhöhe

トラットリア・アル・パラディーノと流暢なイタリア語で読んでみてください。

ここの店、去年に引き続き二回目。ベネチア出身の女将が仕切るイタリア料理のレストランなんですが、とにかくカルボナーラが絶品。日本ではまず食べることの出来ないきちんとしたカルボナーラがなんと8.6EURです。

f:id:kanibeko:20181227215011j:plain

あーこれこれ。めちゃくちゃ美味いの。調子に乗ってカルボナーラ2皿+ラザニアまで食ってしまいましたが、とにかく日本でこの味を出してほしいし、ベネチアババアはぜひ来日してレストランを開いて欲しい。

スタッフに厳しくワイングラスの磨き方を指導したりしているけど、かなりこだわりあるんだろうな。自信あってのこの味、流石である。腹が減ってきた。

 

この日はこれが食えたので大満足。ホテルに帰って爆睡で終わりました。

 

~その8に続く~