蟹べこの旅備忘録

本州北端の限界過疎集落から海外に高跳びした備忘録など

2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その2)

2018/12/14

ドーハDOH→PRGプラハ

 

前回はカタール航空についてまとめましたが、ここからようやく旅行らしい記事になります。

今回の往路はこのような旅程でFIXしました。これぐらいはまだ体力が持ちます。

ビジネスクラスの方が当然良いですが、HNDDOHがガラガラでエコノミー寝台に出来たのも大きいです。寝にくいですが隣にいないだけマシ。

 

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青森を出発して32時間半でようやくプラハです。ドーハからのフライトは座席が狭い787で、隣近所にチェコ人団体がいたのですが、離陸前からジントニック注文して乾杯し始め、なぜかその中に混ざってしまってひたすら飲まされました。朝の9時から飲酒、嫌いじゃないけど辛い。

 

プラハ空港はなぜか到着後、出発ロビーに放り出されるシステム(羽田の到着みたいな感じです)なので、イミグレまでちゃんぽん状態で歩かなければいけません。そしてイミグレで並んだら数人前のおっさんが言い争った挙げ句ポリスに連行されていってゲートクローズ…あーあ強制送還かぁ…

前に並んでいたUKのお兄ちゃんがマジギレする阿鼻叫喚な人間模様を眺めながら、イミグレでニコニコ「ハロー」と言ってもガン無視、何も聞かれることも無ければ何も言葉を審査官から掛けられることも無く、パスポートを投げられて入国。

ああ旧共産圏だぁ!って面白くて仕方がない入国でした。

 

ところでプラハ国際空港は交通機関が異常に乏しい空港なのをブッキングしてから気づきました。なぜか日本語サイトのある空港公式サイトいわく、バスと地下鉄で市内まで移動できるとのことでしたが、大きい荷物を持っている人の足元を見る感じで地下鉄とトラムは16krの手荷物料金が課せられるそうなので、面倒になってUBERでホテルまで行くことにしました。

 

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UBERで空港から旧市街中心部まで約400kr(日本円換算約2,000円)で白タクホテルの前までなので安い安い。こういう時日本円が強い地域だとありがたみを感じます。

空港の前はアジアみたいにゴチャゴチャしているので、運転手にだいぶ探されましたが、無事スコダのオクタビアを見つけてホテルまで約30分。道路沿いでやたら立ち小便する人がいて、運転手が「ほれみろ!カーッッッ!!!ハハハハハハ!」って紹介してくれて反応に困りました。親切だったので20krチップであげましたけどね。

 

今回泊まったのは

goo.gl

 

実は出発の一ヶ月前に同行者が一人キャンセルになったので、当初アパートメント予定でしたが、急遽手配したのがこのホテル。

旧市街の古いホテルで三人は結構高く付くのでトリプルルームでは手配が難しいのですが、二人になったので一人8,000円ぐらいで手配できました。

このホテル、築100年は下らない古いホテルなのですが、中身はかなり広くて快適なのでおすすめです。ただしリフトが何故か階段の踊り場に着くので、どのみち階段でスーツケースを降ろさなければいけないのですが。

とりあえずフロントのお姉さまも優しいですし、マップをくれたりサービスは問題なく、別にバスタブいらないので広い部屋で満足しています。詳しいホテルの内容はブッキングドットコムに口コミを書いておいたので参照してください。

 

我々の旅のスタイルは宗教上の理由(JALANAか)がありますので、同行者が到着するまでホテルの周辺を散歩することにしました。

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あ!おっさんが落ちそう!

ではなく、プラハの街中にはこんな面白いアートが点在しています。なんでも地元のダヴィッド・チェルニーという芸術家が作ったアート作品らしく、ちょっとした注目のポイントだそうです。

このアートがあることは事前にネットで調べて知っていましたが、ホテルから徒歩1分で見つけてしまって探す手間が省けました。

 

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市内はクリスマス前で装飾が多いです。ちょっとした広場でグリューワインの屋台があったりしますが、まだ飲む気にはなれないというか、飛行機の中でチェコ人グループに散々飲まされたので酔い冷ましの散歩も兼ねていますので飲みません。

 

海外に行くとGoogleマップが非常に有能で、狭い路地まできちんと網羅しているのは当然ですが、電車やバスの時刻表もリアルタイムで出してくれるので、正直某地球の彷徨い方を持ち歩かなくてもスマホ片手で観光から交通まで全て完結出来ます。しかもSIM代だけで完結。有能。

 

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ホテルからゆっくり歩いて15分ほどでモルダウの岸辺につきました。スメタナさんの銅像が鎮座しています。

スメタナといえば中学生の時に「モルダウ」という合唱曲を歌わされた人も多いのではないでしょうか、その犯人です。普通にいい曲なので歌わないでオケでじっくり聞くことをおすすめします。特になんかいいですね。なんでもチェコ人心の曲らしいです。

 

どういう曲だっけ?という方にはこちら

カラヤン指揮のが現状一番綺麗にまとまっていて聞きやすいと思います。

youtu.be

 

優雅に流れるモルダウを見て、この曲を頭の中で巡らせると脳内でNHKの名曲シリーズの映像になります。よくやりますけども、それなりに曲を知らないと出来ません。

 

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カレル橋にやってきました。プラハといえばモルダウに架かるカレル橋が一番有名なのではないでしょうか。どうも恋人同士で来るようなところで写真を取りましたが、一人ですし同行者も男なので無縁です。

 

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カレル橋は当然プラハの一大観光地で観光客が多めですが、地元プラハっ子憩いの場でもあるようで、欄干でひたすらおしゃべりに興じる高校生なんかもいました。

 

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カレル橋には絵描きが沢山いるという話をネットで事前に調べておりましたが、物悲しい表情の美人をモデルにしてどれどれどんな画を書いているんだろうと思ったらなんだこれは…

ぴ○の表紙並にデフォルメした、全く表情関係なしの画を描いていて大爆笑。まあぴ○の表紙的なやつにはすごくいいと思いますし、上手いですけれども、表情どこいった…

 

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カレル橋の下でクリスマスマーケットが開かれていました。ちょうど歩いて小腹も空いたので、なにか食べ物がないか彷徨ってみることにしました。

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チェコと言えばチェコビール、そしてプラハハムということで190krも出して買ってみました。炭火で豚の丸焼きになっている状態のものを割いて出してくれるので、燻製焼きみたいに炭の香りも乗っかって美味しいです。特に脂のところは美味い!

寒い中歩いたので、ビールも空きっ腹に染み渡ります。

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食べ終わると日没過ぎていました。綺麗にライトアップされていますね。

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カレル橋とプラハ城、プラハの見どころを全て夜景で表現したのがこちらです。

本当に綺麗な光景で、ずっと見ていても飽きないです。寒いのでずっと見ていられませんが。

この界隈は賑やかで栄えているので、くれぐれもスリや置き引きに注意した上でモルダウの流れにのって観光することをおすすめします。

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カレル橋のすぐ近くにトラムが走っているので、旧共産圏時代の設計であるタトラトラムが通り抜けます。が、最近のバリアフリー対応新型トラムもかなり幅を利かせているので、必ずしも全てがタトラカーではないのがポイントです。

タトラカーはかわいい顔なので、インスタばえするかも?

 

大体2時間半ぐらいでゆっくり歩いて写真を撮りつつの散歩で同行者が到着したのでこの日は終わり。明日に続きます。