2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その4)
2018/12/16
ブダペストBUD
IC573メトロポール号でブダペスト東駅、ケレティに到着しました。
ブダペスト発の国際列車はほとんどケレティから出ますが、地下鉄があるので市内の全方位からアクセスはしやすいと思います。
なによりMAVの独特な機関車列車に朝から興奮してしまったので、とりあえず写真を。
これはMAVの機関車だそうです。EF60的な何か。
乗ってきたIC573が寝台車だけ切り離して操車場にディーゼル機関車で引き上げます。
日本のディーゼル機関車より図体がかなりでかい。DE10的な入換機関車らしいです。
チェコ国鉄とハンガリー国鉄以外の客車も途中の駅でくっつけてここまで来ているので、国籍がぐちゃぐちゃな列車組成で面白かったです。
■Boutique Hotel Victoria Budapest
今回泊まったホテルが多分今回の旅行で一番いいホテル。
10時ぐらいにチェックインさせて~って行ったら、上品なマダムがOKよ!とチェックインさせてくれて部屋まで通してくれました。感謝。
ここのホテルは前評判で部屋からの眺めが素敵とのことで、部屋の広さを無視して景観重視で予約しましたが、これ部屋も広くて眺めも素敵でベッドも朝食も値段も全てにおいて完璧すぎてビビった次第。ここまでいいホテルは滅多にないというか、前職でもホテル手配をガンガンやっていた人間としてはびっくりするぐらい完璧で焦った。
ハコが小さいので団体向きでは無さそうだけど、個人旅行ならかなりオススメしておく蟹さんオススメのホテルシリーズにノミネートしました。
東欧ハンガリーだからこの値段だけど、このクオリティで一人8,000円は激安すぎるぞ。繰り返すがオススメする。
■Clark Ádám tér
街歩きするにあたって、ブダペストの路面電車も中々かわいいよね、撮影しようという事でなんとなく降り立った電停で撮り鉄。一応ハンガリーの首都のど真ん中なんだけど、どこかのんびりしている雰囲気で非常に気に入った次第。誰かが雪だるまをベンチに作っていたのがアクセントになってよかった◎
おばあちゃんと孫がそりでお買い物に出かけている光景、のんびりしていていいですね。ここの街は子供はそりに乗って遊ぶのが主流らしい。
■ブダペストの鎖橋
Wikipediaによると、1842年に掛かった橋で、西岸のブダ地区(この写真の位置)と、東岸のペシュト地区を結んだ最初の橋らしい。観光の目玉になっているので、この観光とは何かを下の方に写真を載せておきます。
■ハンガリー料理
日本ではまず馴染みのないハンガリー料理ですが、グヤーシュライスです。これライスがジャスミンライスで芯が残っているのであまり美味しくない…
日本人はやっぱりジャポニカ米です。頑張って2/3食べたけど、最終的に肉をかじってたら顎が疲れてギブアップ。
というか、ハンガリー料理はパプリカを多用するので、そもそもとしてパプリカがあんまり好きじゃない自分には拷問のようなメニュー構成。
■ドハーニ街シナゴーグ
シナゴーグとは何かをまず説明すると、簡単にはユダヤ教寺院です。
ヨーロッパといえばモンサンミッシェルに代表されるキリスト教修道院や、キリスト教の教会が非常に、飽きるだけ多いですが、ユダヤ教もあるのでひっそりと街の中にある印象です。
が、ここは観光地になっています。入場料4,000fr高い。ついでに男性は頭に被るものを渡されますので、ヘアピンで止めないといけません。ハゲはどうするのかな?
中は光の反射でピンク色できれい。キリスト教の教会とはまた違う美しさがあります。
説明によると、旧ナチス時代に迫害を受けてユダヤ教の教徒が虐殺されたという悲しい歴史もあるそうですが、とかく日本に住んでいるとユダヤ教とは、とさっぱりわからないので、どのような教えなのかもわかりません。
ユダヤ教は偶像崇拝が禁止されているそうで、幾何学模様のシンボルなんだそう。
宗教って全然わからない…
■ヴェレシュマルティ広場のクリスマスマーケット
ブダペストのクリスマスマーケットは他の地域とはちょっと違いまして、本当にクリスマスの装飾だったり、皮革職人がハンドメイドの革製品を売ったり、ハンガリーの伝統工芸である陶磁器を売ったりなど、恐らく女子的にはインスタばえしそうな可愛らしいマーケットが広がります。男子ですが「インスタばえ!」って写真撮ってましたあはは。
当然グリューワインもありますし、伝統料理を振る舞う屋台もあるので、ドイツ文化のマーケットに飽きたらブダペストのマーケットをオススメします。ミュンヘンから夜行列車で一本。ウィーンからもレイルジェットで一本。
ハンガリー人って他のヨーロッパと違ってモンゴロイドの血が残っているんですってね。どことなくそこら辺の食堂を切り盛りしている若奥さんって感じの顔つき。
基本的にすごく親切な人たちが多いので、スリ置き引きに気をつけて楽しめばいいと思います。ハンガリー料理チャレンジも出来ますし。
めちゃくちゃ怖そうなお兄さんですが、グヤーシュを真面目に作って提供しています。渋い顔しているイケメンだなあ、こういう顔で産まれたかった(n回目)
■世界遺産のM1
ブダペスト地下鉄の1号線は世界遺産に登録されている世界位で唯一の路線。1896年に世界で初めて電気式の地下鉄として開業したそう。ちなみに日本ではじめての地下鉄は昭和2年12月30日開業で1927年の年末に開業しているので30年も早く開業していることになります。
ここの地下鉄はそれこそ遊園地のアトラクションみたいな小さな黄色い電車がゴロゴロ動くのも面白いですが、綺麗な装飾レンガで明るいホームなのが印象的。
こんな感じでどこかのアトラクションか映画のセットみたいな駅が現役路線で動いています。なお地下一階なのでめちゃくちゃ浅いところを走っています。そして天井が極端に低い。向こうのカップルを見ていただくと低さがわかるかもしれません。
■漁夫の砦
ホテルに一旦戻って一服した後は、ブダ地区の眺めのいいところに行きます。
鎖橋の近くからボローいケーブルカーで河岸段丘の丘の上まで登ります。往復で1,800frで結構お高め。所要時間3分ぐらい、人が揃い次第発車。
体力のある人は例によって坂道を登ることもできるようですが、この日は疲れよりも路面が凍結していて転びそうだったので素直に課金。
上から見るとこんなに景色がいいですが、車内から一切何も見えないのがポイント。
漁夫の砦です。実は1902年に完成した割と新しい砦で、都市美観の一環で作った当初から観光施設らしいです。それでも世界遺産に登録。ライトアップされてきれいですね。
このお城はマーチャーシュ聖堂でこれは由緒正しい古い教会。中には入れませんでした…残念。そしてこの写真を撮っているところが三位一体広場。なんか面白い名前。
ご覧くださいこの絶景。ハンガリーの国会議事堂です。ものすごく綺麗にライトアップされて、下にはドナウ川の美しい水面が広がります。どうでしょう、ここヨーロッパの中でもかなり上位に入る絶景だと思います。議事堂前では大絶賛デモやっているんですけどね。大使館から危ないので近づくなってメール飛んできてました。こういうのは絶景でも遠目に見て近づかないのが鉄則。みんなも外務省のたびレジに登録しよう。
■ブダ城
起源は13世紀まで遡るらしいブダ城(Wikipediaより)ですが、戦争他で破壊されて再建されたお城だそうです。基本的に各地の観光情報はWikipediaが詳しいのであっているかどうかは別としてWikipediaを現地で開いて勉強するスタイルなのでご了承ください。
ここの街は綺麗にライトアップされて荘厳さを醸し出しているので、ぜひ日没後に丘に登ることをおすすめします。
■ルダシュ温泉
Google曰く「健康ランド」らしいですが、冷え切った身体を温めるために温泉に向かいました。中は撮影禁止なのでGoogleマップの写真を参照してください。
当然ですが水着着用で男女混浴の硫黄の香りがする温泉です。テルマエ・ロマエの映画そのものの古代ローマの公衆浴場的な空間は日本の温泉のそれとは違いますが、いかんせんいいお風呂で超ぬるゆから38℃ぐらいの適温少し低めまで沢山の温度で楽しめます。
カウンターでお金を払って(カードOK)、ICタグの付いたロッカーキーを渡されるのでロッカーのスタッフに渡すとICタグにロッカーを紐づけしてくれます。
そのロッカーですが、公衆電話ボックスみたいなクソ狭い個室ですが、一応貴重品とかを置いておく分には問題無さそうです。ただ、土足でそのまま行くので砂とか石とか足の裏についてしまう…
あくまでネット上の口コミですが、”アレ”なおじさんとかいるらしいので男女問わず無防備にしているとお持ち帰りされちゃいます。特に男性専用の日はすっぽんぽんOKらしいので、お持ち帰り率が高いとか?怖い。
基本的にここの温泉はぬる湯なので、ひたすらグダグダお風呂に使っていてOKです。
ただし、お風呂上がりに小上がりでゆっくり…みたいな日本的なくつろぎ方は出来ないのでそこだけ注意です。
~その5に続く~