2018年ドナウ川クリスマスマーケット(その8)
2018/12/20
この日は同行者が撮り鉄したいとのことで、適当に撮り鉄しに歩きます。
ミュンヘンでも例によってフリーパスを買ったので、ミュンヘン近郊まで足を伸ばして撮影です。
■Gronsdorf駅
何かしらの理由で2時間ぐらい大遅延していたユーロナイトが撮れそうなので、Sバーンでとりあえず撮りやすそうな駅で降りました。
先行列車でインターシティーが来ました。正統派客車って感じでいいですね。
来ましたユーロナイト。なんで遅れていたのかはわからないですが、日の出前が定時なので、棚からぼた餅で明るい時間に撮れました。
■Leienfelsstraße駅
丁度ユーロナイトを撮影した駅がS4の始発駅になってるので、中心部を抜けて郊外の駅へ移動。
マイバッハのエンジンを積んだ重連のV216型機関車の重連。スイス方面の非電化区間でギリギリ運用に入っています。ほとんど引退済みらしいですが、これ日本のDD54型機関車の元ネタだったりするので、現役で重連なんて本当に夢のような組成の列車。
どうしても冬光線で影が出てしまいますが、それでもこの重厚な重連客車って熱いですね。この後ろにSバーンがいたのですが、運転士さんが来るまで待ってくれて、お辞儀したらピースでニコニコ答えてくれた。理解ある運転士さんでよかった~ダンケ!
多分東洋人のマニアがV216撮るなんてわかってるな!って感じなんでしょうね、そうなんです撮りたかったんです。かっこいいじゃんね!
■ポメスフレンド
一つ駅を戻って昼飯のお時間です。
Pommesfreunde – WE LOVE STREET FOOD
なんともふざけた名前のポメスフレンド、散々嫌ほどポメス=フライドポテトを食べましたが、なんとなくハンバーガーも食いたいよね、ということでマックが目の前にあるのに激混みなポメスフレンドに入りました。
ダブルチーズバーガーとポメスとドリンクのセットで12EURぐらい。
ドリンクはコーラとかもありますが、なぜかビールもOKだったのでビールにしました。
ポメスフレンドと言う割にポメスは普通なんですが、ハンバーガーの肉がジューシーで美味しい!そこらのチェーン店の肉より断然肉肉肉って味がして大当たりです。
なによりこの店老若男女地元の人が入れ代わり立ち代わりでポメスだけお持ち帰りしているので、本当にドイツ人は芋が大好きなんでしょうね…
■Pasing駅
ポメスフレンドがある駅なんですが、ここにはICEも止まるのでそこそこ大きい駅。
ちょっとだけスナップを撮ってみました。
日本と並んで鉄道大国のドイツ、システムも車両も全て違いますが、鉄道マンの安全に対する意識は流石ドイツ、しっかりしています。
日本に比べて女性が活躍している印象ですね。信号扱所や運転関係の女性が多いこと。
日本だと男社会がまだまだ続くので新鮮な光景です。
■Hirschgarten駅
ホテルの最寄りに戻ってきました。まだ早い時間ですが、日没間際にどれだけ撮れるかスナップを。
ここの駅、信号扱所がある割には島ホームの停留所で何しているんだろうと思ったら、Sバーンの運転間隔調整制御をしているみたいです。
タイムカウントで運転間隔の指示を出して、進路も出してしまうようで、この先市内中心部の地下線区間の均等間隔をここで指示してしまうようです。なるほど。
ふと後ろを振り返るとものすごい夕焼けでした。地元の人も写メする程度に綺麗な夕日。どんどこSバーンが来るので、スナップで撮ってみましたがいいですねぇこの夕日。この日でヨーロッパ最後ですが、最後にふさわしい綺麗な夕日で締めくくりました。
■ミュンヘンのクリスマスマーケット
バイエルン州のクリスマスマーケットは恐らく世界で一番華やかで大きいマーケットかと思います。マリエン広場の新市庁舎を中心にかなり広範囲でマーケットが開かれていますので、クリスマスマーケット初心者はここで雰囲気を掴むのがいいかもしれません。
運が良ければ新市庁舎の上から賛美歌コーラス隊のライブをしてくれるかも。今回は19日に遭遇しました。
ミュンヘンのマーケットは個人的に一番訪れた回数が多い(これで6回目)ですが、毎年違う顔を見せてくれるので新鮮味があっていいですよ。
とにかく他の都市よりもいろんな店があります。見て回るだけで非常に楽しいですし、グリューワインを飲みながら、なんならミュンヘンの地ビールでもOKですのでゆっくり巡ることをおすすめします。
マーケット以外にも広場から外れればレストランなどもありますし、マリエン広場周辺でなんでも揃う感じです。
ちなみに、グリューワインのカップは飲まなくてもお土産用で3~5EURで販売してくれます。都市によって、年によって、店によって絵柄が違うので、気に入った絵柄や、周りの人が飲んでいるカップが欲しいなと思ったら、だいたいその辺りに店があるので「1スーベニアカッププリーズ」で売ってくれます。
毎年違う絵柄なので、かれこれミュンヘンのカップだけで10個ぐらい家にありますが、いい旅の思い出になるのでお持ち帰りをおすすめします。
参考までにですが、プラハとブダペストは紙コップかプラコップしか見当たらなかったので、マグカップでワインを提供するのはドイツ語エリアだと思えばいいかもしれません。別に紙コップはただの紙コップでほしいとは思いませんし、いや物好きの人がいたらすみません。
この日は適当にビアホールで飲んで帰り支度をしたのでこのへんで。
~その9に続く~