蟹べこの旅備忘録

本州北端の限界過疎集落から海外に高跳びした備忘録など

2018年エーゲ海バカンス(その2)

2018/6/2 DOHドーハ→JMK(ミコノス島/ギリシャ

 

2018年から新規就航したミコノス島線ですが、就航4日目で早々に乗ることになりました。全てはカタール航空のDMのせい。知らない地名を出して調べさせてちゃっかり発券までさせる悪どさには頭が下がります(褒め言葉)

 

ドーハのホテルを早朝にチェックアウトし、なぜか高級ホテルなのにロビーで白タクの勧誘を受ける意味不明な儀式を無視して、ホテルのフロントに国営タクシーを手配してもらいました。

 

【DOH→JMK】

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カタール航空設立時界隈から飛んでいるボロのA320-200でしたが、ガラガラで快適。ちゃんと機内食もありますし、あまり就航前のプロモーションがよくなかったのか搭乗率3割といったところ。その後のプロモーションがよかったのか2019年も夏季臨時便で飛ぶようです。所要時間は約4時間。エーゲ海の島を見ながらのフライトはなかなかいいですね。

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エーゲ海の小島、ミコノス島に到着。オープンスポットしかないので、強制的にタラップで降ろされます。いい天気でこの時点でエーゲ海最高!ってなります。

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降ろされたらそのまま歩いて建物まで行って、いきなり入国審査です。こういう入国の仕方は人生で初めてでした。

 

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ミコノス空港はただの公民館みたいな小さい建物で待合室も殆ど座席がありませんし、本当に離島の空港そのものです。すごく開放的でいい感じですけどね。

玄関を出た所にギリシャコーヒーのスタンドがあったので、とりあえず一服です。猫が何かちょうだいって椅子に座ってきました。かわいい。

フライト中にホテルのホストマザーであるマリアさんからSMSで「空港に迎えに行こうか?」とメッセージが来ていましたが、格安スマホ+格安SIMでSMSが送れずお迎えは無し。バスもあるが、30分歩けばホテルに着くみたいなので、スーツケースゴロゴロしながら山をおります。

 

歩けばいいやと思い立ってみたものの、いざ歩くと歩道は無いし、交通量が思いの外多くて結構大変でした。風景はいいんですけどね。

2EURぐらいで空港と街中をシャトルバスが結構な頻度で走っているので、そちらを使うのをおすすめします。

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歩きながらこんな写真を撮りつつホテルへ。日差しが最強に強い。

 

【ホテルガリニ】

www.expedia.co.jp

ミコノス島はバカンスリゾートでホテルが物凄く高いので、安くて良さげなホテルを探すのに苦労しましたが、ここのホテルは家族経営の小さいホテルで朝食等をカットして一泊100EUR(当時のレートで13,300円ぐらい)とほぼ最安値。

ホテルに着くとご主人が上半身裸で花に水やりしていて、ホストマザーは買い物に出かけてるから水でも飲んで待ってて!とフリーダム。それでいいです。高級なサービスよりも家庭的な感じに好印象です。

 

ホストマザーが帰ってきたので、鍵と簡単な説明を受けてお部屋。狭いけども風通しが良くてまるで家の感覚。

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中心街ながら、少し奥まった路地にあるので人通りも少なくていいですね。

窓を開けていると猫が入ってきますが。

 

【ミコノス島散策】

マリアさんから島の地図をもらったので、適当に散策します。

それほど大きい島ではないですし、繁華街もこじんまりとしているので歩きやすい印象です。

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ホテルの路地でこんなロケーションです。いいですねぇバカンスって感じです。

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歩いて10分もしないでミコノス島の有名な風車に着きました。カトミリの風車という名前があるそうで、大昔は島の風を利用して小麦を挽いていたとか。今はしていないようです。ここからの夕日が絶景のようなので、日没前に再訪しましょう。

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風車の近くの店では看板娘がかき氷を作っていました。そして自分で食べていました。売らないのかよ!

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白と青のコントラストが素敵です。そして、扉のノブは各家でデザインに凝っています。

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太陽さんさんで非常に暑いので、割と賑わっていたフローズンヨーグルトの店に入ってみました。ギリシャヨーグルトのフローズン、これ非常に美味しいです。これ今回のイチオシですよ!

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ひたすらぶらぶら街を歩きます。

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ギリシャ正教会の小さな建物も街の片隅にあります。

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歩くこと1時間でオールドポートに着きました。古い港なので、ビーチの連絡船等の発着しかありません。

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この島、猫が非常に多いのですが、人がいようがいまいが、好き勝手お昼寝しているので面白いですね。気持ちよさそうに寝ています。

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ちょっと路地の奥まで進んでみましょう。いたるところにベンチがあったりするので、疲れたらジェラートでも食べてゆっくりする、そういう島で気が楽です。

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かなり路地まで進みましたが、こちらは生活圏なので観光客も入ってこずかなり静かです。

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地元の小学生もぼけーっと日陰で暇つぶししています。すごく平和ですね。

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細い路地を更に進みます。どこもいい感じの雰囲気でゆっくり巡るのがいいですね。

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通れません。

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この島はセンスのいいお店が多いですし、路地でも爽やかな海風が吹き抜けるので、写真を撮りながら散歩します。

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この島の猫が一番幸せそうです・・・

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たまに「誰だお前は」と迫ってくる猫もいます。

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でも基本的に寝ています。

 

さて日もだいぶ傾いてきたので、風車に向かいます。

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日が傾くと、白い壁が黄金色に輝きます。時間によって街の色が変わるの、本当に素敵ですね。

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こう見ると夕方っぽいですが、日没は20時頃なので、すっかり夜なんですね。

夏至の時期は遅くまで観光ができるので、ヨーロッパの旅行シーズンは夏至の頃だと思います。冬は16時で真っ暗ですしね。

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沢山の人がサンセットを見にやってきました。5分、10分と黄金色に変化していくのを眺めているだけで大変贅沢な時間です。

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いよいよ日没。カップルが多いですが、気にしたら負けです。

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静かに、思い思いにサンセットを眺めます。

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夕食はリトルベネチアにあったイタリア料理のお店で。

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夜になるとミコノスタウンは一段と活気が増してきます。クラブなどがオープンし、夜な夜な大賑わいらしいですが、歩き疲れたのでホテルで寝ることにしました。

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クラブで騒ぐのも良し、ゆっくりホテルで寝るのも良し、日本にいるとあれをしなきゃこれをしなきゃと考えるものですが、そういう束縛から開放されるのがバカンスなのかなと思います。

とにかく治安が物凄くいい島なので、思い思いに過ごすことができるのがいいですね。

 

(その3に続く)