蟹べこの旅備忘録

本州北端の限界過疎集落から海外に高跳びした備忘録など

2018エーゲ海バカンス(その4)

2018/6/4

 

きょうはサントリーニ島に滞在するだけの日です。

朝はゆっくり起きて、バルコニーで絶景を眺めるのが一日の始まり。

なんならこの島にずっと住んでいたい、そんな絶景です。

f:id:kanibeko:20190109130106j:plain

f:id:kanibeko:20190109130123j:plain

このホテル、メイドさんがおはようってかなりいいタイミングで朝ごはんを自分の部屋まで持ってきてくれます。エーゲ海の絶景を見ながら一時間ぐらい掛けて朝ごはん。本場のギリシャヨーグルトを食べながら。なんと贅沢なんでしょう。

youtu.be

どっかのTV番組であったそれらしい曲を載せておきますので、これを聞きながら朝ごはんを食べるの最高にいいですね!

 

この日は島に滞在するので、ゆっくり10時半ぐらいから行動です。

f:id:kanibeko:20190109131814j:plain

まずはホテルからの絶景。最高に気持ちいい。最高。エクセレント。

f:id:kanibeko:20190109131855j:plain

バルコニーに猫が来て寝てしまいました。ゆる~い時間が流れています。

f:id:kanibeko:20190109131932j:plain

イロステファニからティラの街に歩いていきます。

ガラス細工の工房だったり、ギリシャコーヒーの店だったり、絶景を眺めながらゆっくり散歩です。

f:id:kanibeko:20190109132028j:plain

イロステファニのギリシャ正教会。青い屋根が特徴的な島の中でも控えめな色合いでこれも素敵。

f:id:kanibeko:20190109132701j:plain

絶景の道をひたすら歩きます。というかここに座って怖くないの・・・

f:id:kanibeko:20190109132814j:plain

断崖絶壁のところはロープウェイがありますので、これに乗ってオールドポートにおります。片道4EURで高いですが観光地価格で仕方がなし。

f:id:kanibeko:20190109132915j:plain

オールドポートは崖の下の入江にあります。主に観光船とクルーズ船の発着地のようですので、観光船の値段を聞くと安くても20EURから。高くて手が出ません。

たぶん普通の日本人だとポイって出せる20EURですが、この旅は貧乏旅行なので出ないのです。残念。

f:id:kanibeko:20190109133137j:plain

そのかわりと言ってはなんですが、上りはドンキー(ロバ)に乗って街まで向かいます。片道4EUR+仕切り屋のおっさんに2EURチップでせびらる。仕方がなくチップを払いましたが、できるだけポケットに少額しか入れないでおいて、これしか無いって言ったほうが吉です。最初10EURせびられましたが、ポケットにたまたま2EURしか無かったので、これとクレカしかない~って諦めさせました。あくどいなあ(苦笑)

f:id:kanibeko:20190109133417j:plain

つづら折りの階段をドンキーに乗って登ります。おもむろにお尻を振り始めたらう◯このサインなので、掛けられないように注意!道の茶色いのはそれです。

 

ティラの街では明日乗る船のチケットのチェックインが必要なので、船会社契約の旅行会社のカウンターに向かいます。このチケットが大変面倒で、あっちこっちたらい回しにされたので備忘的に地図を載せておきます。

 

明日乗る船はSEAJETSという船なのですが、船会社が多岐に渡ってあるので、SJ以外にも昨日のゴールデンスターフェリーだったり、ヘレニック郵船グループだったり、その船会社によって契約している旅行会社が違う上に、店先にロゴを掲示していてもそれはチケットの発売だけしかしていない代理店だったり、チェックイン引き換えまで代理してくれている店だったりと聞かないとわからないのが非常に難解でした。そして混んでいる。

最初適当にSJのロゴを掲示している旅行会社に行ったら違うと言われ、彷徨ってまたその旅行会社の別のスタッフに聞いたら、発売しかしていないので、上記の地図の旅行会社に行けばいいと言われました。

非常に分かりづらい上に混んでいるので、これは確実に前日時間があるときにやっておかないと大変なことになります。

ちなみにこのNOMIKOSトラベルはSEAJETとゴールデンスターフェリーのチケット引き換えを行っておりますが、この他にもう少し街中のペリカントラベルでもやっているみたいです。ある程度時間に余裕を持ってチケットの引換を事前に行うことを強くおすすめします。

f:id:kanibeko:20190112215852j:plain

これがやっとこさ発券できたチケット。事前に印刷したチケットはあくまでもお客様控えなので、これにチェンジしないと乗れませんし、港は非常に混みまくっていて時間までにチェンジできないと船に乗れないシステム。
 

さて、チケット関係を片付けたので、ティラのバスターミナルからイアまで行きます。

ティラのバスターミナルは観光客でごった返していますが、チケットは車内で車掌から購入するシステムなので、oiaと行き先を書いたバスを探しますが、バスが適当すぎるので聞きまくることをおすすめします。突然行き先変わりますし・・・

f:id:kanibeko:20190112220235j:plain

 どこから持ってきたのか相当ボロいバスです。少なくともこの島以外では見たこともないボロさです。

 

ティラからイアまではバスで2.3EUR・約45分程度です。閑散期はもっと速いと思いますが、バカンスシーズンは渋滞もあるので、結構時間がかかります。

f:id:kanibeko:20190112220701j:plain

断崖絶壁の狭隘な道を進んでいきます。この島は火山島なので、基本的に岩ばっかりです。

 

【イアの街】

f:id:kanibeko:20190112221302j:plain

大型の路線バスや観光バスがひっきりなしに来ますが、基本的にちょっとした広場しかないので、折返しのバスは何回も切り替えして方向転換します。

で、適当に止めてある原付バイクを当たり前のようにバスのケツでぶっ倒して出ていくの本当に雑で見ていて面白いです。おいおいおいって思いますけども。

広場から細い道を登っていくと教会があって、更に奥に行くと土産物屋ですとか、超高級ホテルが狭い崖にみっちりとあります。

f:id:kanibeko:20190112221604j:plain

手作りの土産なんかも沢山あるので、眺めているだけでも楽しいです。

f:id:kanibeko:20190112221731j:plain

ちょっと脇道に入るとこの絶景。いわゆるインスタばえする風景が広がります。

f:id:kanibeko:20190112221850j:plain

こがね丸…ではなくゴールデンスターフェリーが絶景の中をゆっくり航行しています。

f:id:kanibeko:20190112221946j:plain

f:id:kanibeko:20190112222001j:plain

f:id:kanibeko:20190112222014j:plain

サントリーニ島といえばもうこの景色じゃないでしょうか。青い海、青い教会、白い建物、世界的にも大変有名な絶景を心ゆくまで眺められるのは一人旅の醍醐味です。

エーゲ海の爽やかな風に吹かれながら、ゆっくりと眺めているだけで幸せになれます。

f:id:kanibeko:20190112222339j:plain

f:id:kanibeko:20190112222353j:plain

この島は白い建物が下から見ると雪が積もっているように見えるとも言われますが、上からでも青い空に白い建物は非常に映えます。

この景色、見ているだけで満足してしまうので実はあまり写真を撮っていません。それだけ絶景です。そこそこの絶景だと写真撮るのですが。

 

ちなみにサントリーニ島のイアに泊まるならば、少なくとも20万、高いところだと100万前後(一泊あたり)かかります。洞窟ホテルですとか、そういうのもあるらしいので、お金持ちの方はぜひ泊まってみてください。私は宝くじでも当たったら泊まります。

 

さて、だいぶ暑くて歩いたので、ホテルに戻ってゆっくりします。

ホテルの部屋からゆっくり海を眺められるのは大きなメリットですね。

f:id:kanibeko:20190112224057j:plain

f:id:kanibeko:20190112224150j:plain

f:id:kanibeko:20190112224207j:plain

f:id:kanibeko:20190112224222j:plain

ホテルの裏にある店でサントリーニワインとおつまみを買って、ゆっくり沈みゆくサンセットを眺めます。サントリーニ島のサンセットは世界一美しいとも言われますが、自分の部屋で最高のサンセットを眺めるのは実に贅沢。
海をゆっくり船が進むのを見ていてもいいですし、何もしないで景色をただ眺めて時間を気にせず思い思いに過ごす、日本にいるとまず出来ない贅沢な時間の使い方だと思います。

忙しい日々から開放されて、ゆっくり休むのがバカンスと言われますが、今の日本人は非常に多忙なので、こういう時間の使い方を率先して取るのがいいのではと思います。

 

f:id:kanibeko:20190112224623j:plain

日没後はホテルの裏のレストランでゆっくり晩酌。サントリーニ島地ビールであるドンキービールをいただきます。どちらかといえばベルギービールのようなフルーティーな味わいです。ケチケチ貧乏旅ですが、お酒だけは外せません。

 

(その5に続く)